ネックウォーマー [2025/02/18,10:16:31]
寒波、大雪、災害とマスコミは大騒ぎだが、いまのところわが街はそれほどの積雪もない。不気味な風の咆哮だけが昨夜からやむことなく続いていて、むやみに不安を掻き立てる程度だ。予報のように今日明日にドカンと大雪が来るのかもしれないが、まあ冬はそんなもの。心構えと覚悟はできている。逆に雪の降らない冬というのは疑心暗鬼の塊になり、心落ちつく暇がない。とはいうものの、年齢なのか散歩のときはネック・ウォーマーが欠かせなくなってしまった。息苦しくて面倒くさいだけの首巻だと思っていたのだが、もうこれがないと首筋が寒くて、歩くのが楽しくなくなった。つくづく年齢を感じてしまう今日この頃である。
未来都市 [2025/02/17,10:13:22]
「どこか行きたい街ってありますか?」と友人に訊かれた。真面目に考えてみたが、国内ではどこもない。海外ではドバイあたりなら行ってみたい。想像もつかない砂漠の街で未来都市だというではないか。中近東(西アジア)というロケーションも魅力だ。未来都市といえばブラジルの首都ブラジリアもいってみたい街だ。もう何十回もブラジルに行っているのにブラジリアには立ち寄っていない。ドバイの前の「世界の未来都市」といわれた街だ。何もない砂漠やジャングルに突然都市が出現する、というのが昔からたまらなく好きなのだ。ペルーのマチュピチュも似たようなもので、だからクスコも大好きな場所だ。今度、ブラジルに取材旅行に行くとき、エミレーツ航空を使いドバイ経由でサンパウロまで行こう、と決めた。サンパウロからベレンへ行く際、ちょうど真ん中にあるブラジリアで途中下車(?)する。こうすればスムースに憧れの二つの新旧の未来都市を訪ねることができるではないか。よし、これで行こう。さっそく、机上のプラン作りを楽しんでいる。
印字 [2025/02/16,10:33:49]
穏やかな春のような日曜日の朝……と思ったら大粒の雨が落ちてきた。少しぬくもりのある秋雨のようだが、これが雪に変わると、いつもの雪国のありふれた光景だ。週末なのに仕事をしている。これもいつものことだ。ある遠方の著者より、昔書いた論考を本にしたいという依頼が来たが、原稿がデータ化されていない。知り合いの印刷関係者にOCR(自動原稿読み取り機)で読んでほしいと頼んだら、「今はOCRなんて誰もやってないよ」と断られてしまった。手動で原本からテキストデータを作るしかない。その印字をする人も少なくなった。日本語の難しい論文を活字に起こす作業は、ある程度の素養がないと難しい。その印字をする人を探して、この週末は右往左往していた。どうにか適任者を見つけて、ホッとしている。
メガネ [2025/02/15,11:27:15]
もう3年以上、同じメガネをかけている。まったく替える必要を感じない。これは自分的には珍しい状態だ。メガネそのものは6本ほど持っている。いまのものが気に入っているのはシンプルで軽くて、デザイン的にも心理的負担が少ない。あってもなくてもいい、という感じが好ましい。問題なのは、汚れが目立つこと。いや汚れ易いこと、か。理由は2つある。老眼気味もあってメガネの着脱回数が多くなった。散歩や山歩きの時、かけずにポケットに入れていることが多くなったこと。老眼気味なのでかけなくても不便ではなくなったのだ。朝ちゃんと「メガネクリーナーふきふき」できれいにしている。なのにレンズ面はすぐにゴミが付着、きたなくなってしまう。フケが多くなったのも致命的だ。逆流性食道炎の薬のせい、とネットには書き込みがあったが、真偽のほどはわからない。でも確かに薬を飲み始めてからフケが多くなった、ような気がする。ゴミのつかないメガネって、開発されないだろうか。
スーパー [2025/02/14,10:02:41]
週一回、近所のスーパーに買い出しに行く。もっぱら自分のランチ用のためだが、ほかにも家の夕食用の常備菜も作る。ここ1年で、その買い出しの金額が3千円台から4,5千円台にポンと上がってしまった。てきめんに物価高を痛感する。ちょっと露骨だよね、と言いたくなるほどの値上げラッシュだ。エンゲル係数の高さを鑑みると、ほとんど私たちは貧民層になってしまった、といっていいのかもしれない。食糧費にかけるお金の割合が、それほどめちゃくちゃ高くなってしまった。専門的な経済用語で初めて知った言葉が「エンゲル係数」だった。頭の中で理解していた言葉と、買い出しのたびに実感する言葉は、まるで別物だ。今は心の底から「エンゲル係数、たけえなあ」と思ってしまう。毎週1回、スーパーのレジで「日本って、貧しくなったんだ」と実感する日々である。
75 [2025/02/13,10:08:07]
2,3日穏やかな日が続いた。昨夜から雪はないのだが風が激しく、うっとうしい鉛色の空が広がっている。仕事場から医学部の屋上看板がかすんで読めない。いつもの2月と今年はちょっと状況が違う。なんだかあわただしい空気感が充満していて、心休まらない日々なのだ。個人的には無事に75歳の後期高齢者になった。この「75」という数字は、単なる数字ではなく心身ともに大きな変革(曲がり角)を予感させる数値でもある。過ぎてしまえばわかることなのだろうが、「そうか、あの75の年が大きな転機だったか」というような「時期」になりそうな予感に満ちている、といっていいかもしれない。ということはもうその兆しが至る所に表れ始めてもいるのだが、具体的にはまだ文字に起こせるような段階ではない。
地勢と地政 [2025/02/12,09:37:44]
どこもかしこも「地政」学ばやりだが、「ちせい」といわれると、私の年代はどうしても「地勢」のほうを思い浮かべてしまう。「鉱山の多い秋田は地勢学的にみると…」といった使い方だ。授業にあった「地学」的な意味合いの言葉としてなじみが深い。一方の「地政」のほうは地理的、政治的用語なのだが、知ってはいたが使っている人を見たことはなかった。10年ほど前まで、「地政」という言葉を使っている本は、読んだ記憶がない。なぜここにきて急に「地政」ブームになったのだろうか。調べてみたら、「地政学」は戦前に隆盛を極めて学問で、これを流用したのがドイツ・ナチスだ。そのため「戦争に直結する学問」として、実は戦後長く封印されてきた言葉だったのだ。地政学はナチスや帝国主義の基本哲学で軍事戦略のひとつだった。それが今、プーチンや習近平の登場で、再び現実的で実践的な軍事戦略のひとつとして注目を浴びる言葉になってしまった。言葉の流行りすたりにも歴史がある。
ミス [2025/02/11,10:10:23]
根っからの小心者だ。依頼された原稿が遅れて編集者に迷惑をかけたりするトラブルは、これまでほぼなかった。まあ、そんなに依頼が多くあるわけではないから、えばるほどのことでもないか。昨日、日本農業新聞社の編集者から原稿締め切り確認のメールが入った。……しまった、忘れていた。いや締め切り日を間違えて、1か月先だと信じ込んでいた。さいわい下書きは書いている。よし、徹夜しても今日中に書いてやる、と決めた。贖罪意識というやつである。そう決めると、夕食も何を食べたか覚えていないほど集中力が高まり、夢中になって夜10時には原稿を仕上げ、メール送信した。頭の中がコーフン状態で、夜は寝付けず、寝返りばかりうって、夜が明けた。小心者はこれだから困る。でも小心者だから、どうにかこの世界で生き延びることができたのかもしれない。もう2度とこんな思いはしたくない。
アウター [2025/02/10,09:05:39]
アウターはアウトドアスポーツでは定番の衣類の上着のことを指す言葉さ。昔でいえば、冬に着るオーバーとかアノラック、ダウン系の衣類のことだ。冬の秋田はほぼアウトドア世界だ。外の寒さに合わせて4着もアウターを持っている。レインウエアー用の軽、ちょっと厚めの防風保温系、標高のある山でも大丈夫な厚手系、そして極寒用ダウンジャケット系だ。この4枚を、その日の天候で使い分けている。ダウン系はほぼ着ないが、極寒用アウターの使用が今冬は多い。寒い日々が続いているから、というわけではない。アウターはもっぱら散歩のときに着るのだが、歩いていると汗をかく。だから想定したアウターの一枚薄手のものを着用するのだが、それでは寒く感じてしまうようになったのだ。年齢である。寒がりの体質になってしまったのである。山に登るようになって重ね着の便利さを会得した。それを活用しているのだが、それでは追いつかないほど寒がりになってしまった。昔は大好きだった冬が今はちょっぴり恨めしい。
定番 [2025/02/09,11:18:59]
ニュースで「これ以降も積雪する予定です」とレポートしていたアナウンサーがいた。これって正しい日本語? 有田ミカンは「ありだ」が正しかった。これは知らなかった。死ぬ前に食べたいのは「卵かけごはん」と答えてきたが、「超辛口塩じゃけご飯」に変更したい。と思って昨日も食べたのだが、夜、やっぱり塩分で胸焼けしてとんでもない目にあった。これはダメ、塩の丸かじりと同じだ。やっぱり死ぬ前は卵かけご飯でいい、と朝令暮改。寝る前、「明日の昼、何を食べようか」と考えるのが楽しみだ。そのための食材の買い出しが毎週の大切なルーチンになっている。昼は麺類がメインだが、冬場はご飯類が多くなる。ソーセージの焼いたものに目玉焼き、それに味噌汁が定番だ。みそ汁はお豆腐入り、お新香は九州産たくあん、ソーセージは八幡平ポークのちょっぴり高めのやつだ。これがうまい。

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