サクサク [2021/01/16,11:28:38]
去年の暮れからパソコンの調子が悪い。いろんな不具合が出て、ひとつが解決すれば今度は別のところで問題が起き、たえまなくダダをこね続ける。とにかく動作が遅くなって仕事に差し支えが出る。果てはプッツンと突然フリーズして、あとは知らんふり。あれこれおじくりまわしているうちに勝手にシャットダウンを要求される。もうほとんどお手上げで、パソコン修理やトラブルをレスキューする専門家に連絡。しかし、いつも駆けつけ救助してくれるK氏も今度ばかりは様子が違って苦戦している。3時間以上たちどうにもならず「新しいウインドウズのバージョンを削除してみましょう」と提案、そのとうりにすると何とサクサクいつもの状態に戻ってくれた。ヘェ何でも新しいものがベストということはないんだ。勉強になりました。
ユーモア [2021/01/15,10:22:00]
去年、耳にした言葉で最も印象に残っているのはスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリの「落ち着け、トランプ」という言葉。いわゆる本家どりのようなもので、自分を揶揄した言葉をそっくりトランプ本人に最も適切なシーンにつき返してやったもの。このユーモアのセンスとタイミングのTPOには驚くべきものがある。もう一つは三重県のある町の地域おこしポスターのコピー「誰が、鹿や」。これも秀逸だ。カモシカは誤解されているが鹿とは関係ない。ウシ科の動物だ。人を見ても逃げなかったり、動作がもっそりしているのはウシ科の動物に由来するものだ。そのへんの誤解の核心を見事についたコピーだ。ポスターの絵柄には大きくカモシカの顔面写真が使われている。町役場や町民が考えたにしてはちょっとあか抜けすぎているなあと思って調べたら、コピーを作ったのは名古屋大学の学生だった。なるほど、やはりそうだったか。町役場の職員でこのコピーが作れればローカル・ヒーローになれる。それはともかく、去年はこの二つの言葉に大いに癒され、励まされた。ありがとう。
物語 [2021/01/14,11:23:39]
夜中まで家の前で除雪作業が行われていた。ときどき稲光のする中で、除雪車の雪を搔く轟音と、重機がもたらす家の揺れで、心乱され、なんだか落ち着かない夜になってしまった。ずっと本を読んでいたのだが、その音と揺れで集中力が削がれたが、幸いにも読んでる本が面白くて助かった。本は山本文緒『自転しながら公転する』(新潮社)。関東周辺に暮らす30代の平凡な女と男のありふれた恋を描いた物語だ。この作品は間違いなく映画化されるだろうな。立松和平の『遠雷』を思い出したが、こんな良い物語を読むと小説家の想像力に無条件に敬意を表したくなる。物語はプロローグとエピローグに仕掛けが施されている。どうやら連載中はこの仕掛けはなかったようで、単行本にする際に新たにこの両端の物語を付け加えたもののようだ。これもちょっと驚いた。最初と最後を付け加えることで物語に厚みが増し、深く時間を意識させる構成に成功している。
展覧会 [2021/01/13,09:54:19]
半藤一利が亡くなった。夢中で読んだ本の著者が亡くなるのはショックだ。もう新刊が読めないと思う失望感もあるからだろう。最近、影響を受けた作家たちが次々と亡くなる。そのせいかもしれないが回顧癖が以前に比べて強くなった。それも文字よりは絵や写真、書の展覧会のことを強く思い返す機会が多くなった。秋田に住んでいるので地元で世界的な芸術家の展覧会を観ることはほぼ不可能だ。たいていは東京までわざわざ観に出かけてみた。クレーに始まってピカソ、バスキア、横尾忠則、長谷川利行、井上有一、田中一光、セバスチャン・サルガド等々、その多くが芸術家たちの総決算のような大規模な展覧会だ。もちろん名前を挙げた人たちのほかにも多くの展覧会を観たが、特に印象に残っているのが上記の人たちだ。今もその時のカタログを見直すし、展覧会で受けた衝撃をまざまざと思いだすことができる。こんな思い出を身体の中に一杯詰め込んで消えていくのは幸せなことだ。
大雪 [2021/01/12,12:44:27]
寒さが厳しくなるといろんな不安も頭をもたげてくる。具体的に言えば危機管理のアンテナが研ぎ澄まされて過敏になる。雪はときに死をもすらもたらす「凶器」に簡単に替わる。先日のわずか13時間の停電でもそれを実感した。体力のない弱者や高齢者は電気が止まれば凍死する危険と隣り合わせだ。倉庫から石油ストーブを引っ張り出し、灯油を入れる作業中に心臓麻痺で倒れてしまう人もいる。怖さは長年の経験で知っているつもりだが知っていても無力だ。寒さとは積極的に戦うしか勝つ術はない。大雪のおかげで真夜中まで巨大な除雪車が家を揺らして走り回っている。その背後からは絶え間なく救急車のサイレンが聞こえ続けている。家の玄関は除雪車がラッセルした雪の小山で立ちふさがれ、自分の家なのに自由に出入りができない。
奥田英朗 [2021/01/11,17:58:57]
3連休で2冊の本を読んだ。宮崎伸治『出版翻訳家になんてなるんじゃなかった日記』(フォレスト出版)と奥田英朗『コロナと潜水服』(光文社)だ。どちらも新刊だが、正月用に読もうと買って置いたもの。この3連休でようやく読了することができた。奥田の本は5つの中編からなる小説集。連作でないのがちょっぴり残念だ。連作の場合は舞台は変わっても登場人物はずっと同じで、これは奥田の最も得意とするジャンルでもある。あの連作小説『ララピポ』の面白さが忘れられない。それでも5つの作品に共通項はある。「幽霊」というか「小さな救世主」が登場すること。それぞれの作品に実際には存在しない人間が登場し人々に幸せをもたらす。妻の浮気で古民家に移り住んだ作家に憑りついた子供。リストラ寸前の追い出し部屋に現れたボクシング指導者。人気野球選手との恋愛に悩む女性と占い師。コロナを予知できる子供。中古で買った古いイタリア車に乗ると不思議な現象が次々とあらわれ……といった具合の物語だ。やっぱり奥田作品はいい。
スリップ [2021/01/10,14:09:25]
たっぷり朝寝して起きたら、アッシーでカミさんを川反まで送る仕事が待っていた。雪のため道路の状況は最悪だし危険だ。予想通り狭い川反通りは雪で通行不能だったので手前でカミさんを降ろしてきた。帰りは狭い道路は危険なので、大きな山王通りを遠回りでも慎重に帰ろうとしたのだが、なんとその大きな交差点で車がスリップ。交差点の真ん中で立ち往生してしまった。焦ってバックや前進を繰り返しなんとか脱出。市内のど真ん中でスリップというのはさすがに恥ずかしい。帰途、路地のいたるところで雪に埋まった車を見かけた。どうにか家に帰ったが今度は家の駐車場でスリップ。5分以上あたふたし、どうにか駐車入り。やれやれもう車はイヤ。でも午後からカミさんをピックアップしに行かなくてはならない。憂鬱だなあ。
積雪 [2021/01/09,10:37:38]
わずか13時間の停電だったが、この寒さの中では結構きついてハードな1日になった。今日配達された新聞は昨日と2日分が重なって配達されていた。そうか昨日は新聞もなかったのか、といま初めて気が付いた。三連休が始まった。豪風雪はおさまったものの今日も黙々と雪は降り続いている。1日に3回の玄関の雪かきが必要な積雪である。明日は男鹿真山に登るつもりだったが、雪の具合を見て、Sシェフとも話し合って中止にすることにした。家を空けてる間、水道管の凍結や積雪にによるトラブルが発生する可能性があり、それに対応できなくなると大ごとだ。中止が賢明な選択だろう。仕事場に閉じこもって雑用をこなす連休になりそうだ。
停電 [2021/01/08,12:47:58]
これまでに経験したことのない暴風雪とのことで、好奇心も勝っていつも通り人っ子一人歩いていない街を散歩した。身体が浮き上がるほどの暴風だったが、顔に当たる吹雪が痛くて苦しい。これが毎秒36メートルの暴風雪か。安全のため腕に存在を知らせる光源ライトをまき、分厚いネックウォーマーに耳あてまでの重装備だったが、それでも寒いのだからすさまじい。ふつう1時間で歩くコースを1時間半かけて歩き、家に帰って身体を温めようと熱い風呂にはいったとたん、バシッと音がして電気が止まった。急いで風呂を出て着替え、山用の緊急装備をかき集め、まずは防寒対策。ストーブもテレビも役に立たないので手廻しラジオで必死に情報を集めるが、どこも緊急事態宣言のことばかりで秋田の停電の話はない。暴風雪被害は秋田地方ローカルのニュースのみのようだ。あきらめて布団に入り、ヘッドランプで本を読みながら寝入ってしまった。電気が復旧したのは今日のお昼。何とも長い1日だったが、救いは昨日できた新刊を無事に著者のもとに届け終わったあとだったこと。
難読 [2021/01/07,10:18:06]
家の書斎用に数字の大きな日めくりカレンダーを常用している。今年は何となく浮気心が出て月の満ち欠けを絵で示した日めくりを買ってしまった。これが大失敗。まるで日付が目に入ってこないのだ。そこで昨日、駅ナカのロフトに行ったのだがシンプルな日めくりは売り切れだった。しょうがないので日付が一番大きい「難読漢字カレンダー」なるものを買った。難読といっても限度はある。半分は読めるはずだと思ったのだが「1月6日、論う」「7日、薺」「8日、為難い」と、まるで読めない漢字が続くではないか。あれっ全然だめじゃん、と一気に自信喪失してしまったのだが、これは案外役に立つのかも。読めなかった日付を保存しておき、あとから復習ができる。これはいい勉強になる。来年の今頃はもう立派な漢字博士を名乗ってエバっているかも。

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