読了 [2025/08/31,12:18:42]
今日は記念すべき日。魔が差したとしか思えない、あのトーマス・マンの『魔の山』1200ページを読了したのだ。本を読み終わっただけなのに、こんなに快感を覚えるというのも想定外だ。まあそれだけ正直なところ苦痛でもあったのだが、読み通した自分を、いまはほめてやりたい。読了できたのは場面転換と登場人物が限られた小説だったから。途中から読みだしても大筋からそれる恐れがない物語なのだ。スイスのサナトリウムでの7年間の療養生活を描いたものだが、最後まで主人公の正式な病名もわからないし、このエリートのための高級療養施設がどのように運営されているのか、ヨーロッパの時代的、経済的な背景がよくわからない。。それでもなんとなく主人公に付き従って読み進めることはできる。ちゃんと理解していないので自信はないのだが、最後に主人公は戦争に駆り出され死ぬ。それすらもあいまいな書き方で、他人事のように静かに小説の幕は下りる。後半、穏健派セテムブリーニと過激派ナフタの思想、哲学論争はとてもついていけず、数十頁飛ばしてしまった。物語の場所はスイスのダヴォスというところだが、これはよく考えれば、あのダボス会議のダヴォスか。読了出来て、本当によかった。
ウォークマット [2025/08/30,09:07:16]
要治療レベルまで達した血圧を下げるため「ウォークマット」という「足ツボもみ器」を購入した。突起のある板む踏み健康器具だ。この他にも「メディカルグリップ」という、握力で血圧を下げる健康器具も1か月前から使っている。握力と足のツボの両面作戦で血圧を下げようと真剣に思っている。血圧が160を超えたら脳溢血が頭によぎるようになった。座して死を待つより何かをしたほうがいい。薬を飲むのが一番という人もいるが、これは嫌。自分の体をいじめて、自己回復力にかけてみたいタイプなのだ。それにしてもこのツボ足踏み、モーレツに痛い。この手の痛みに耐えるのは嫌いではない。それにしても1秒も器具の上にいられないのだから半端ない。これが時間とともに平気になり、ツボ板の上で、走りだせるようになる、と考えるだけで楽しい。握力にしろツボ足にしろ、ともかくも続けることが肝心のようだ。小生、他のことはからっきしだが、何かを持続することにかけては、ちょっぴり自信がある。そろりそろり、今日から始めます。
ダミー [2025/08/29,09:41:05]
三菱商事の洋上風力撤退は田県にとって痛手というか、将来的にも大きな経済被害をもたらす可能性を残した「大事件」だ。コロナ禍前、朝日新聞の「フロントランナー」という大きな特集記事で、この洋上風力プロジェクトの代表的な人物として秋田のSさんを大々的に(洋上風力のカリスマ)取り上げられていたことがあった。まったく知らない人で、「こんなすごい人が秋田にいたんだ」と驚いたのを覚えている。そんな人のバックグラウンドも何も知らない、同じ地元民の自分が恥ずかしく、さっそくSさんのことを調べてみたのだが、不思議なことに、どんな資料にも彼の記録というか、その活動歴を紹介した媒体を見つけることができなかった。ようするに彼自身は洋上風力発電の立ち上げやプロジェクトに直接関知した大物秋田県人でも何でもなく、ただ単に洋上風力のプロモーションのため、巨大企業が「マスコミ用に仕込んだダミー」だったのだ。そうか大企業はプロモーションのためならこんなことまでするのか。しかし、それに簡単にのせられる大新聞社というのも問題だなあ、と不快感が残ったのを覚えている。採算に合わないものに大企業が手を出すはずがない。1000億のプロジェクトで、秋田県側の取り分は100億だ、というのも、そういえばしきりに喧伝されていたなあ。
カオス [2025/08/28,09:28:24]
台所と内装工事の終了の日が近づいている。一日三秋の思いで、その日を待っている。とにかく「穏やかで静かな日々」が早く戻ってほしい。何もない日々が一番だ。朝飯は食べないが、昼飯は事務所で自分で作って食べる。夜は老夫婦一緒で食卓を囲む。この夕飯が事務所で弁当、に代わった。家の台所が使えないためだ。仕事場で夫婦夕食弁当というのも、たまには悪くはないが、やはりまあなんというか、場違いの印象が強い。はやく「ふつう」に戻りたいのだが、カオスの中に居るカミさんの精神状態は、ほとんどジェットコースター状態。うかつに近づけない。
アルトラ [2025/08/27,09:17:16]
昨日に引き続いてウォーキングシューズのことについて書こうと思ったが、やめた。具体的に言えば、今大流行中の「ゼロドロップ」と言われるアルトラ製の靴についてなのだが、今注文中なので、はいてからその報告をするつもりだ。かかと部分とつま先がフラットで、これまでのクッション性の高いランニングシューズの常識の真逆をいく「裸足感覚」のシューズだ。実際に散歩に使ってみてから、正直な感想を書こうと思っている。昨夜は未明まで雷鳴がとどろき、アイマスクの世話になった。おかげで熟睡できたのだが、朝方は雷鳴の音の激しさに何度か目が覚めた。ちょうど寝る前に読んでいた『魔の山』で、主人公がサナトリウムを抜け出し、吹雪の冬山で遭難しかける迫真の場面を読んだ後、雷に打たれて生死をさまよう夢まで見てしまった。大長編の『魔の山』も全7章のうち6章まで読み進んだ。あと少しだ。がんばるぞ。
商売道具 [2025/08/26,09:21:50]
散歩時の靴をミズノの堅牢で重いウォーキングシューズに替えた。前のミズノはもうボロボロなので新しく買い替えたのだが、やはり格段に歩きの安定感が増した。靴の中で足が泳がない。キリっと引き締まった圧迫感が気持ちいい。ずっと暑さのせいで「歩くのがつらい」と思っていたが、そうではなく、あわない靴のせいだったようだ。デブで、引きこもりの後期高齢者だが、珍しく腰痛やひざ痛とは無縁だ。靴や椅子は「商売道具のひとつ」と若いころから考えていて、できるだけ、無理をしても安物には手を出さないようにしてきた。それが正解だった、と今も信じている。靴も椅子も安物は「病気の素」なのだ。椅子はレカロとハーマンミラーで、もう30年近く同じものを使っている。だから他のものと比較はできないのだが、いい椅子だなあ、と毎日、酔いしれている。
宿 [2025/08/25,08:41:11]
家の中は火事場状態に変わりはないが、旅先から帰ると、やっぱり熟睡できる。さすが我が家だ。青森での絵画展やダンスパフォーマンスは素晴らしかった。でもどうしても愚痴を言いたくなるのがホテル。交通の便が悪いので(新幹線の新青森駅とJR青森駅がわかれている)、今回はJR側のホテルをとったのだが、これが大失敗。隣県なのに秋田とは比べものにならないほど中国人のインバウンドが多く、ホテル代は1泊2万円台が当たり前。その中でチェーン展開してるAホテルが駅前なのに安かった。しかし行ってみると、これがひどいシロモノだった。要するに3,40年前に隆盛をほこったビジネスホテルが老朽化し廃業寸前のところを安値で買い取り、名前だけ勢いのあるAホテルにかえただけ、のホテルだったのだ。こんなことをして全国にチェーンをひろげてきたのだろう。風呂は洗面所と同じ蛇口、禁煙のはずなのに何十年もの間にこびりついたタバコ臭が鼻を衝く。テレビだけは最新の大型のものに変え、壁紙を新しくしただけ。なんともやりきれない、うら寂しさの募るホテルだった。ますます旅をするのがおっくうになった。
美術館 [2025/08/24,18:57:19]
「佐野ぬい」という弘前出身の好きな洋画家がいる。その大規模な回顧展が青森県立美術館で開催中だ。それを観に行くのが青森行きの目的だったのだが、ちょうど同じ時期に勅使河原三郎と佐東利穂子のダンス・パフォーマンスも同じ会場で公演中。そちらも観てきた。勅使河原さんの踊りは東京オペラシティでも見ているので、これが2回目だ。常設展示で奈良美智や棟方志功、シャガールの巨大なバレエのための背景画も観ることができた。勅使河原の公演は、この巨大なシャガールの4枚の絵を背景に踊られたもの。お目当ての佐野ぬいの作品も数多く展示されていて大満足。絵の照明のあてかたが素晴らしい。その一方、憤懣やるかたなかったのは美術館が市街から離れているので、交通がチョー不便、公演が終わると自家用車以外、タクシーもバスも何もなくなってしまうのだ。タクシー乗り場で9時過ぎても、タクシーは一台も来ず、何人かの人たちと相乗りで、タクシー会社に直接電話をしてきてもらうことにした。何ともお粗末極まりないが、これが地方都市の現実だ。
火事場 [2025/08/23,09:34:51]
今日は青森市まで行く用事があるのだが、台所リフォームは順調に工事が進んで、来週予定だった壁紙張替えの内装工事まで前倒しで今日から工事が始まった。土曜日なので、いつものように8時過ぎまで、寝床でうつらうつらしていたのだが、職人さんたちがドヤドヤと入ってきて、家の中は便所にも入れない大混雑。リフォームと内装の業者が一堂に会したのだから大騒動だ。引きこもりのように年中、家や事務所にいる人間が、これもまた年に数度しかない出張の時に限って、家が火の車状態なのは、何とも皮肉だ。人生はこんなもんだ。青森出張のことは後日ゆっくり報告するが、まずは準備して出かけるまでが一勝負だ。
外食 [2025/08/22,08:51:34]
家の台所リフォーム工事がピークを迎え、朝から何人もの職人さんが家に出入りしている。住民(私たち老夫婦のみだが)は居場所がない。私は事務所に逃げていられるが、カミさんは行くところがない。市立図書館に逃げ込んで仕事をしているようだ。台所が使えないので食事もできない。昨夜は二人で駅裏の焼肉屋さんへ。夫婦で焼き肉屋というのは初めての経験だ。足の筋力が落ちているので「肉でも食べて筋肉をつけたい」とカミさんが吠え出したからだ。ノンアルになったので車でどこかに食べに行ける。横手市まで夕食を食べに行く、なんてこともできるから、ノンアルはつくづく便利だ。今週いっぱいで台所は終わり、来週からは内装(壁紙張替え)工事だ。老夫婦の外食はまだまだ続く。

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