墓まいり [2024/02/22,08:35:02]
HP写真は、今年のお正月に先祖の墓まいりする大家族である。どこにでもありそうな風景だが、ここに写っている人たちは全員がブラジル人。サンパウロからやってきたOさんの大家族だ。Oさんの父親はこの町出身の移民1世で、もう他界しているが、その2世3世4世たちが観光を兼ねて、ご先祖様の郷里を訪ねて、はるばるやってきたのだ。元旦の2日間、私がアテンドしたのだが、日本語を話せる人がひとりしかいない。さらに期待した雪がないので子供たちの遊び場がない。気の利いたお店やレストランはすべてお休み、と旅行のスケジュールを立てるのが大変だった。私が来泊するたび、このOさん一家にいつも助けてもらっている。こんなときでなければ恩返しはできない。張り切ってアテンドしたのだが、日本の元旦は特別な環境で、何もかもが「強敵」だった。でも、外国人の日本の墓まいり、というのもなんだかジーンとくる風景だね。
居眠り [2024/02/21,09:16:16]
「人は年をとらないと時の速さに気がつかない」というのは映画『アイリッシュマン』のなかのデ・ニーロのセリフだ。まったくその通りだが、この映画のデ・ニーロはアル・パチーノに比べれば精彩が今ひとつだった。スコセッシ監督の3時間半の実話をもとにした大長編映画だが、途中でちょっと居眠りしてしまった。全米トラック協会、組合、マフィア、ケネディ暗殺、ヒットマン……いろんなものを詰め込みすぎたのかもしれない。デ・ニーロとアル・パチーノの共演ということからして尋常ではないが、そこで力みが出てしまったのだろう。こういう「力んだ」映画を観ると、逆に『ゴッドファザー』というのがどれだけ優れた映画だったかを思い知らされる。あの映画は何度見ても居眠りを許さない。
マンスプレイニング [2024/02/20,10:24:45]
好きだった街歩きの番組『ブラタモリ』が終了するらしい。ネットで話題になっていたが、この番組には称賛ばかりではなく批判も出ているのだそうだ。「高齢男性が若い女性にうんちくを垂れる」という「弊害」が疑われるからだ。それを英語で「マンスプレイニング」といい、外国では「悪いこと」として定義づけられている。いやぁこれは怖い。というのも、こちらもそれらしき覚えがあるからだろう。無知な若い女性だと思って必要以上に「しつこく」「ねっとり」「幼児に教えるように」「えらそうに」諭してしまうケースは、これまでも何度もあった。それは差別なんですよ、と言われると、グーの音も出ない。観光名所などで「うんちく」を垂れる人物も実は「野良タモリ」といわれて笑いの対象なのだそうだ。でも、この言葉さえ使えば何でも「やっつけてしまえる」というのも水戸黄門の紋所のようで、ちょっと寒い。
殿様枕 [2024/02/19,09:13:17]
「枕を高くして寝る」と昔から言う。枕は低い方だ。というのもここ数年のことで、以前は殿様枕でなければ寝付けないほど高かった。食道炎の疑いが指摘され、その薬を飲むようになってから、枕は低い方が楽になった。胃のむかつきや不快感がなくなったからだ。今日の新聞に「枕が高いほど脳卒中リスクも高い」ことが医学的に分かったという興味深い記事。「殿様枕症候群」という新しい病気の概念で、英語名が「ショーグン・ピロー・シンドローム」というそうで、そのまんまなのがおかしい。枕が高いと首の屈曲が大きくなり、寝返りで首が回る時に血管を傷つけやすくなる、のだそうだ。殿様枕というのは江戸時代に本当にあったもので、「髪型の維持」のために性別を問わず使われていた。なんだか食道炎のおかげで命拾いしたような気分だ。
小骨 [2024/02/18,09:21:16]
ちょっとしたかすり傷でも気になって、一日中不快な思いをすることがある。指の「ささくれ」がその代表例だが、それに劣らず不快なのが「のどの小骨」だろう。本当に久しぶりにそれに遭遇してしまった。不運を嘆くしかないが、出あってしまったものはしょうがない。昨夜食べた秋刀魚がその犯人だ。ごく小さなもののようで痛みはない。でも不快には違いない。精神的にプレッシャーがすごく、いろんなものを無理やり飲み込んだりしたのだが、まったくとれない。痛みはなくとも
つばを飲み込むたびに違和感があり、それがイライラに変わり、気持ちをざわつかせる。幸いにも一晩経って、のどの違和感は消えていた。そういえば乾燥時の「ささくれ」も最近はめったにない。でも「のどの小骨」は必ず不意にやってくる、と実はずっと思っていた。それが昨日とは……。大事に至らなかったが、もう魚を食べるのはやめよう、とまで思ったほど。大毛さと笑うことなかれ。のどの小骨ほど不快なものはない。
旅行 [2024/02/17,09:33:05]
「大人の休日倶楽部」の会員になっているのだが、コロナ禍以降ほとんどそのカードを使っていない。昨日、カミさんに頼まれて、青森までの往復切符を買いに駅販売所に並んだ。毎月のようにここに並んで、東京行きの買っていたのが、はるか昔の出来事のように思えて、涙が出そうになった。チケットは3割引き。確かに「安さ」を実感できる値引き率だ。ちなみにカミさんは飛行機派で、東京へはほとんど飛行機だ。車での送り迎えはこちらだから、けっこう手間暇かかる。その点、電車は楽だ。乗車時間中本を読んでいられれるし、カミさんの場合は女友達とおしゃべりがある。といいながらも旅行らしきものをこの4年間していない。そのことに不便や不満を感じていない自分が不思議なのだが、毎日事務所でダラダラしていても、それが好きなのだからしょうがない。
高級 [2024/02/16,10:05:05]
遠方から友人夫婦が秋田に遊びに来た。観光地の旅館に泊まっているという。秋田まで来たのに、なにもアテンドしないのは沽券にかかわる。せめて夜だけでも宿から呼び出し、おいしい店でご馳走してやりたい。と思ってとりあえず宿をネット検索したら、なんと一泊一人6万円強の超高級旅館だった。そこの夕食をキャンセルさせ、安い小料理屋に呼び出す……これはもうほとんど「犯罪」に近い行為ではないか。自慢ではないが、こちらの社会感覚はコロナ前で止まっている。高級旅館の一泊の値段が5万円を超えている、というのは認識外。せめて3万円台なら何とか理解できる、といったあたりだ。外国の観光地の五つ星ホテルでもあるまいに夫婦で一泊10万円以上という世界は遠すぎる。日中は市内観光、夜は宿の中で食と温泉を楽しむ。もうアテンドの余計など入り込むすきまはない。そんな世界になってしまった。
アルミ [2024/02/15,10:16:02]
昔から岩手や青森には大きな「馬産地」があった。なのに秋田も負けないほどの土地を持つ地域なのに馬産地とは無縁だ。どうしてなのだろう、といつも不思議に思っていた。地形や風土、土壌や植生と関係あるのだろうと目星をつけていた。それが昨日のテレビの歴史番組で、答えが明かされていた。犯人は「土壌」だった。土のなかにアルミが含まれているとリンと結合する。リンがないと作物は育たない。そんな中でも育つのは「ススキ」ぐらいだ。そのススキは人間の役には立たないが、なんと馬の大好物なのだそうだ。作物のできない土地でもススキだけは育つ場所が、ようは馬産地になっていったのだ。昔の馬はトラックであり、戦車であり、スポーツカーでRV車でもあった。糞ですら肥料として貴重だった。馬は高価で万能で老若男女の憧れのツールだ。わが秋田は「不幸にも」土壌が豊かで作物が育つのに適した土地が多かった。だから馬産よりも農業に精出すことになる……なるほどそういうことか。土の中のアルミが問題だったのだ。
プラン [2024/02/14,09:30:33]
今春、大学を卒業するという女子大生が訪ねて来た。もう東京への就職も決まっている。そんな彼女の悩みを聞いて驚いた。入学して初めて秋田の地を訪れたのだが、それからずっとコロナ禍でオンライン授業、外出もままならず、秋田のことを全く何も知らないまま卒業することになったというのだ。だから「2泊3日ぐらいで好きな歴史をメインに、秋田各地を訪ねる旅をしたい。プランを立ててもらえないか」というわけだ。効率よく、地理的バランスや時代配分(古代から現代まで)を考え、短期間で秋田の歴史を知る旅……編集者としては面白いテーマだ。よし、面白いプランを考えてみよう。
シリーズ [2024/02/13,09:38:20]
釣りをしたことがない。したいとも思わない。でも映画『釣りバカ日誌』は面白い。ネットフリックスでシリーズを通しで連休中に見た。なかでも12巻目、青島幸男と宮沢りえが登場する「史上最大の有給休暇」篇は、それまでの前後の流れや定番とトーンの違う物語で戸惑ってしまった。まずは相棒の釣り船屋の「はっちゃん」が子連れの外国人(ボリビア人)といつの間にか結婚していた。お決まりのヒロイン・宮沢りえの結婚は、なんと成就しない。理由は長州と会津の明治維新以来の対立というのだから驚く。もう一人のゲスト青島に至っては、ハッピーリタイアして郷里に帰ったのはいいが、病気でいきなり死んでしまう。さらに休暇の取りすぎで査問委員会にかけられた浜ちゃんは、その査問の結果がわからないまま映画が終わってしまう。いつもの釣りバカシリーズとはなにもかも別物の仕上がりなのだ。これにはかなりビックリ。シリーズ物のストーリーでもけっこう自由に定番やルーチンを外れてもかまわないのだ。驚いたなあ。

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