乾麺 [2022/08/13,11:58:32]
最近のランチは「とろろ蕎麦」。すっかりはまっている。常食のリンゴ・カンテンランチに飽きないため、ときどきこうした目先の替わったメニューを取り込む必要がある。飽きたらまたリンゴ・カンテンに戻るだけだ。蕎麦はSシェフから頂いた岩手の乾麺「土川そば」。これが純粋カチカチの田舎そば。太くて黒くて硬くて、蕎麦のうまみが凝縮している。茹で時間は8分、冷やして、すりおろした長いもと一緒に食べる。汁は市販だがストレート、無添加のもの。つけ汁にはたっぷりの黒コショウとチンしたかつおぶしとネギ、アマニ油(!)をひとまわし。これはDEEN(歌のグループ名)の池森秀一さんが考案したもの。分とく山の野ア洋光さんとの共著『〈創作〉乾麺蕎麦レシピ』(小学館)は乾麺蕎麦の常識を覆した絶品レシピ集。池森さんの汁は蕎麦に対する私の偏見をひっくり返してくれた。秋田市には手打ちソバ屋がほとんどない。でも乾麺レシピがあれば不自由はちっとも感じない。
大雨 [2022/08/12,11:17:25]
マスメディアの報道で、何人かの友人たちから大雨被害を心配するご連絡をいただいた。被害地は秋田県といっても、今のところほぼ県北部に集中、県央部には目立った被害はないようです。今後どうなるかわからないが、夜半には雷と屋根を叩く雨の音で目が覚めたが、すぐに静寂が戻ってきた。秋田も東北も広い。報道はもう少し細かく、細部にこだわったものにしてほしいものだ。細部に関してもうひとつ、東北の例を挙げてみる。お隣の岩手県では年間2万頭のニホンジカが駆除されている。秋田県の猟友会員が「岩手に行くと思いっきりシカが撃てる」と喜んでいたが、秋田県民で「シカを見たことがある」という人はごくごく少数だ。毎週のように山に行く私にしてからがシカを一度も見たことはない。2万頭とゼロの世界だ。奥羽山脈越えの「豪雪」という壁がシカの越境にブレーキをかけているのだ。同じ東北でも太平洋側と日本海側では、これほど自然環境が違うのだ。
お盆休み [2022/08/11,08:57:25]
今日から4日間、人並みに「お盆休み」。線状降水帯が秋田上空に滞留中で、どこにも行くことができません。いつものように事務所で鼻クソをほじっているしか手はありません。先日の「難聴問題」ですが、日本映画の暗さのせいにしてしまいましたが、どうもそうではないようです。やはり「低音」に対して老化した耳が対応していない、というほうが正鵠を射てるようです。洋画は字幕があるので問題ないのですが、邦画の「ボソボソ会話」は本当に聴こえ難くなっています。映画を観終わった後、ストーリーの細部をネットの「ネタばれ解説」などで再確認して、ようやく理解するという状態です。邦画よりも洋画を選んでしまうのも、実は耳のせいだったんですね。もう受け入れるより仕方ないのですが、眼が悪くなって本が読めなくなることを思えば、どうということはありません。ところで秋田市にも大雨避難警報が出るのでしょうか。心配なところです。
訃報 [2022/08/10,09:43:52]
昨日だけで訃報が相次いだ。服飾デザイナーの三宅一生が84歳でなくなった。三宅一生の服は大好きだ。40代のころ、はじめて買った高級服が三宅一生だった。彼のユニセックスなダブダブの作業着みたいなブレザーがお気に入りだ。作家の青木新門は85歳。「納棺夫日記」の著者だが二度ほど面識があり、映画「おくりびと」の原作映画権をOKしなかったことを少し自慢げに話していたのを覚えている。精神科医の中井久夫は88歳だ。中井さんは神戸の震災後の発言や社会参加で一躍有名になったが、3・11でも彼の経験を踏まえた重みのある提言は大きな示唆に富んでいた。私の友人が神戸で経営していたレストランを、「神戸の医師会で(そのレストランを)貸し切りにして食事をしたかった」と書いてくれたのも高評価の要因だ。三人ともいろんな形で私自身に影響を与えてくれた人たちだ。ご冥福を祈りたい。
難聴 [2022/08/09,10:34:41]
夜のDVD鑑賞で突然耳が聞こえなくなった。音量をいくら上げてもセリフが聞き取れない。これが年をとるということなのか。でもよく考えると「突然」というのは変だ。ついさっきまでニュース番組はいつものボリュームでちゃんと聞こえていた。ここ数日の映画(邦画)の時だけ難聴になる、というのはどうしたことか。いずれの邦画も文学作品を原作とする、暗くて静かな、小声で会話が進行する心理劇だ。具体的には「愚行録」「オーバー・フェンス」「恋人たち」(これは原作が監督)といった映画雑誌などで高評価を得た作品だ。不安になり喜劇タッチのハリウッド映画を見たら、音はちゃんと聞こえる。映画そのものの音量が低かったのである。暗く静かな作風が勘違いのもとだったのだ。でもやっぱり早いセリフは聴き取れなくなっている。
空と雲 [2022/08/08,11:56:36]
散歩のときカメラを持って出るようになった。西の空に沈む太陽が描き出す空や雲の美しさを撮っておこうと思ったからだ。時間帯は午後4時ちょっと後、駅へと向かう道なので建物が多くベストショットはなかなか難しい。夕焼けのグラデーションの空と、町の信号やネオンの組み合わせが狙い目だ。新品のカメラはレンズが明るく空の色を鮮やかに切り取ってくれる。でもちょっとコントラストが強すぎて、空がきれいに撮れれば今度は建物が真っ黒になる。このへんはテクニックでカバーするしかないのだろう。とにかく空と雲が美しく撮れていれば満足だ。それだけでカメラを買ってよかったなあと思う。以前は散歩のとき、考えていたのは「大金持ちになったら、そのお金をどう使おうか」などという夢想をするのが好きだった。夢ものがたりに浸っていると猛暑もダラダラの汗も気にならないし、時間があっという間に飛び去って行く。でも美しい空と雲を探しながらの散歩も退屈はしない。
時計 [2022/08/07,11:08:00]
ワインディングマシーンを買った。といっても何のことかわからないか。時計の「自動巻き上げ機」だ。時計は4本持っている。うち2つは動きを止めるとゼンマイがまかれない機械式時計だ。形が好きで常時つけていたいのだが、毎朝、針の動きを確認したり、腕を必死で動かす必要があり、これがけっこう面倒だ。結局は太陽光で動くものや手動でネジを巻くタイプの安全なものを身に付けることになる。しかし夜中にセットしておけば勝手にゼンマイを巻き上げてくれる時計巻き上げ用の電動機械がある。3千円ぐらいだ。これでゼンマイの巻かれ具合を気にしなくてもいいのだから、まあ安いものだ。もう何度か使ってみたが、ちょっと不安もある。十分に巻き上げられているのかどうか確かめようがないのだ。一晩中セットしたのに翌日は昼頃にはもう動かなくなったこともある。このへんの仕組みがいまいちよくわからない。
路上 [2022/08/06,13:16:30]
事務所からアリがいなくなった。アースの「アリの巣コロリ」の威力はすさまじい。副作用が心配になるほどだ。先日、今度はとつぜんに羽アリが数十匹、仕事場に飛び込んできた。窓を開けていたので風に乗って入ってきたようだ。その日以降は見当たらないから「たまたま」だったのだろう。朝早く県道を走っていると、以前のように小動物の轢死体を見かけなくなったような気がする。数年前は必ずといっていいほどタヌキやテンの死骸が転がっていた。路上にたむろしているカラスたちは、こうした車にはねられた小動物の掃除人でもある。高速道には最近「鹿出没注意」の表示がめっきり多くなった。でもその絵柄はどうみてもカモシカだ。シカとカモシカはまるで違う動物だ。デザインした人はそうした動物生態のことを知っているのだろうか。絵を描いている人は秋田の人なのだろう。秋田の人ほとんどがシカを見たことがないからだ(私も見たことがない)。だから逆に全国区では、こんなミスはありえない。
無料 [2022/08/05,09:43:43]
県内各地の市町村を訪れると、ご当地の宣伝パンフレットの類を集めてくるのが習い性になっている。先日、湯沢市役所のロビーに展示されていたパンフ類やフリーペーパーの類をいつものように持ち帰った。帰ってパンフを用途別に仕分け(地図、観光、グルメなど)していたら、オールカラー50ページほどのりっぱな小冊子が混じっていた。いやもう「雑誌」といっていいヴォリュームだ。こんなフリーペーパー(無料)をつくるほど資金が潤沢なんだ。「地熱とジオパーク侮るべからず」と思って、ありがたくいただいてきたのだが、よく見ると表紙に「持出厳禁」のシール。あわてて市役所に電話すると、「郵送で返却してください」とのこと。裏表紙にはちゃんと800円と領価が書かれてあった。同じように湯沢駅にB全判の湯沢市ジオパーク俯瞰図の見事なポスターもあった。こちらは「1000円で販売してます」とガイドにいわれた。良いものがタダ、ということは、やっぱりほとんどない。
虚空の人 [2022/08/04,09:06:08]
後半戦のナイターが始まったが巨人があまりに弱くて画面に集中できない。届いたばかりの大宅賞作家・鈴木忠平の新刊『虚空の人』を読み始めたら、あまりの面白さにナイターどころではなくなった。そのまま寝床まで持ち込み、巻を措く能わず、夜中1時過ぎに読了。今年のベストワン候補かも。あまり興味のない清原和博という人間の光と闇に追ったドキュメンタリーだが、さすが『嫌われた監督』で大宅賞を取っただけのことはある(といってもこの本はまだ読んでいない)。5章だての中に「怪物」という見出しがあった。気鋭の作家にしては「ベタすぎる陳腐な見出し」でちょっとがっかりしたが、読むとなんと怪物とは「桑田真澄」のことだった。PLのスターであり天才とは桑田のことであり清原ではなかった、という「ミソ」がこの本のスタートだ。清原はあくまで桑田の添え物、劣等感の塊として描かれる。こんな清原の物語が面白くないはずがない。

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