ガサエビ [2019/10/20,19:12:21]
鶴岡に友人を案内していってきた。庄内に行くと必ず食べたくなるのはガサエビ。庄内名物と言うがにかほ市でも採れるし、私のよくいく「和食みなみ」でも出してくれる。学名はクロザコエビと言い、あのシャコの仲間である。これを素揚げで頭からしっぽまでカリカリ全部食べる。カラが特に甘くて、もう身は食べなくてけっこう問うぐらいおいしい。昔はよく庄内の居酒屋で着き出しでどんぶりバチいっぱいにこのガサエビ素揚げがでてきて驚くやら食いすぎるやらで、懐かしい。でも今や高級食材に認知されたようで、あのイタリアンの『アル・ケッチャーノ』でもコースの中に「がさエビの焼きリゾット」なるものが出てきてリコッタチーズと米とガザエビの甘さがよくマッチしていた。すごいなガサエビ。庄内の人たちはガサエビは庄内の特産品」と自慢するが、秋田沖でももちろんたくさん採れる。食べる習慣が薄いだけだ。鮮度が落ちやすいので、どうしても市場に回らず地元消費が中心のため、なかなか全国区にならないのだそうだ。
胃痛 [2019/10/17,09:01:55]
先日の3連休で毎日朝寝坊した。これはなんだかいい身体の休息になった、と自画自賛。というのもそれまで午後になると疲れが出て、倒れ込むようにソファーで昼寝をするのが習慣だった。それが3連休以降、昼寝をしなくても夜までもつようになった。3連休朝寝でかなり疲れがとれたと自己分析しているのだが、どうだろう。でも夜がダメ。暴飲暴食をしていないのに夜中に胃痛が襲ってくるのだ。これは胃のピロリ菌退治をしたあたりから続いている症状だ。医者に「ピロリがいなくなると胃液の分泌が盛んになる」と言われていた通りだ。だから以前より胃液が多く出るようになったせいと勝手に解釈しているのだが、夜中に胃薬を飲むのは本当に嫌なもの。このまま胃薬が手放せなくなるのでは、という不安との闘いでもある。食べすぎないのが一番の良薬という人もいるが、この年になると好きなものを我慢するというのも、けっこうテイコ―がある。
粘る [2019/10/16,09:38:17]
何時間か集中して考え事をする必要のあるときは駅まで歩いて、駅ナカにあるパン屋さんで片隅で仕事をする。これが習い性になってしまった。パン屋さんの喫茶店というところがミソだ。店内は明るいし、うるさい高校生はいないし、雰囲気が落ち着いている。客層は圧倒的に高者のご婦人たちが多く、この連中のおしゃべりが耳に突き刺さってくるのが欠点と言えば欠点だ。とにかく訛りがきつく、声の大きいオバちゃんが多い。無視しようにも声が勝手に飛び込んでくる。意味不明な方言のせいで言葉が脳の中でいったんとどまり、その意味を探ろうとする。はなっから無意味な会話ならスルーする脳回路もあるのだが、外国語のような会話を耳元でされる、脳は危機を感じて、不可解な情報を理解しようと集中し始めてしまう。でも、ここさえクリアーできればこの店ほど集中できる場所はない。席も決まっている。店奥角の窓(壁)と対面できる場所だ。ここで1杯のコーヒーで3時間は粘れる。
類似 [2019/10/15,09:53:08]
一昨日見て感動したNHKの『東京ブラックホール』は1964年の東京オリンピックをテーマにしたドキュメントであり、かつドラマでもある不思議な物語だった。膨大な未公開映像に現代の役者をタイムスリップさせ、秋田から集団就職した若い女性が、出稼ぎに来たまま行方不明になった父親をさがし歩く…というストーリーだ。これはあの奥田英朗の大傑作『オリンピックの身代金』からヒントを得て、換骨奪胎した物語ではないのか、と昨夜突然気が付いた。『オリンピックの身代金』は貧しい仙北の農家出身の若者が東大の大学院生になり、出稼ぎ飯場に身を潜めながら、国家に壮大なテロを仕掛けるという社会派ドラマ。NHKの番組同様、貧困、出稼ぎ、若者に焦点を当て東京オリンピックの背景を描いている。今から半世紀以上前の東京やオリンピックをテーマにすれば、どうしても似たような問題意識にならざるを得ないのだろうが、NHKの番組には確実に奥田の小説が関与している、ような気が私にはするのだが、どうだろう。
金メダル [2019/10/14,12:09:23]
ラクビーの後半、追いつかれそうだったのでチェンネルを変えてしまった。NHKスペシャル『東京ブラックホールU破壊と創造の1964』をやっていたのでそちらを見てしまったのだ。21世紀の若者が前回の東京オリンピック開催年にタイムスリップするという物語だ。未公開映像をふんだんに駆使して、現代の俳優と合成したモノクロ画面が見事で、ラクビーの勝敗など吹っ飛ぶほど面白かった。大松監督率いるバレーボールチームは、もとはと言えば出稼ぎや集団就職の女子工員の娯楽として導入されたもの。それがあまりに強くなってしまったため、無理やり東京オリンピック種目に日本側が「ねじ込んで正式種目にしたスポーツ」だったなんて初耳だ。オリンピックの正式種目になるには最低6か国の出場が必要だ。バレーはそのギリギリの6か国だった。しかも突然北朝鮮が帰国したため5か国しか残らなかった。そこで急きょ韓国を呼んでつじつまを合わせたというのだから驚いてしまう。金メダルを取ってもさしてうれしそうでない大松監督の表情の裏には、こうした事情が隠されていたわけだ。いやあNHKを見直すほどレベルの高い番組で感服しました。
店舗 [2019/10/13,14:36:59]
大きな災害のあった次の日は、注意して街の隅々見て歩く。気が付かないような小さな異変を発見することがあるからだ。でも今回の台風19号はほとんど小さな傷跡も秋田には残していないようだ。どこにも変化は見つけられなかった。いや水面下では何かが起きているのかもしれないが。いっぽう広面地区飲食店の栄華盛衰は激しい。若い経営者の飲食店らしきモダンな「真っ黒な店」が近所に3店オープンしていた。すし屋、居酒屋、カフェーのようだ。同じくらい潰れて、消え去る店もあるということだ。「9年間お世話になりました」「42年ありがとうございました」といった張り紙のある店を3店見つけた。カフェーバーにすし屋、ラーメン屋だ。潰れる店、オープンする店、どっちもこれからが大変だ。水商売とはよく言ったもの。広面ラーメン戦争も相変わらずで今日は3店ともに行列ができていた。まずはめでたし。
掛け金 [2019/10/12,09:06:08]
家や事務所、倉庫の火災保険更新日とかで、保険会社が書類を持ってきた。説明を聞いていると去年より「掛け金」がかなり上がっている。頼んでもいないのに。もちろん保証額は変わらない。「自然災害が多く支払い額が増えているため」と保険会社側の措置とのことだった。この増額には先日の関西の台風被害は入っていないので、またさらに値上がりする可能性大という。そうか、台風一過などと安心している場合ではないのだ。国のどこかで甚大な被害があれば何の被害も受けなかった人たちも、被災地の保険金をかぶることになる。秋田は本当に自然災害の少ない県だ。もう70年も生きているのに死ぬような目に遭ったことは一度もない。これは幸運以外の何物でもない。あの3・11ですら「かすり傷程度」だったのだから、なにをかいわんや。雪害に慣れ切っているせいもあり我慢強い体質であるのも確かだ。でも暮らし細部でちゃんと他地域の自然災害のツケは払わされている。でも雪害の目に見えない被害のツケは誰かが肩代わりしてくれているのだろうか。
危機管理 [2019/10/11,11:32:39]
台風19号に備えていろいろ準備。これまでの人生であまり経験したことのない、事前危機管理というやつだ。これからは何が起きても不思議ではない世の中だ。自然災害に関して言えば、すっかり想定外のことが起きやすくなってしまった社会、と言っていいかもしれない。とりあえずは災害マニュアルにしたがって3・11のときに買って置いた発電機(ガスボンベで起動できる)を倉庫から出した。ヘルメットやヘッドランプ、懐中電灯の類もすべて引っ張りだし、電池量を確認。飲料水も確保し車にガソリンを満タンにして、数日分の食料を補給した。うちの場合は事務所と家の両方を兼務するので、個人よりは物量が少し大きいかもしれない。家と事務所周りに風で飛んでしまいそうなものをチェックし、ひとまず作業は終了した。これだけやっても実際に台風がやってくると、思わぬことが起きて右往左往する。でも何もやらないよりは安心だ。そういえば風で防水シートがパタパタ音を立てて、その音で寝られなくなったこともあったなあ。
行動範囲 [2019/10/10,09:29:07]
老人たちの行動半径はなぜ狭くなるのか? ということを他人事ではなく自分の問題として考えると答えはすぐに見つかる。要するに「想像力で補えてしまうものに、魅力を感じなくなる」せいだ。例えばハワイに行くとする。そこに待っているのはほとんどが頭の中で「描きうる日常」だ。想像以上のことは絶対に起きない。いわんや新鮮な驚きなどあるはずもない。過去に見た画像や経験がフラッシュバックして、行く前から未知のワンダーランドのほぼ全体は俯瞰され、想像の範囲の中で完結してしまう。喜怒哀楽のほとんどが事前にシュミレーションできてしまう。そんなところにわざわざ行く必要はない。IT企業のお金持ちが宇宙に行きたがるのは「誰も経験したことがない」からだが、それとて経験値から「ある程想像がつく」。だから老人にはそれほど魅力的に映らない。それよりなら隣町にいる霊感あらたかな婆さんを見に行きたい。そこには人生をひっくり返すような世界が待ち受けているかもしれない。新鮮で未知との遭遇は隣町にある可能性のほうが高いのだ。かくして老人はハワイより隣町を選ぶ……。
モモヒキ [2019/10/09,12:07:21]
今日から初モモヒキ。モモヒキと言うとなんだか年寄臭い。ユニクロ製スパッツとでもいえばカッコいいのかな。とにかく下半身が寒い。ほとんど着ないジャージのズボンもはいている。これはモンベル製で山用に開発されたパンツ。山用を普段着に転用しているのだが、最近はシャツも下着もジャケットも、もう面倒になって山用を着ているのが現状だ。モンベルはけっこう色も形もおしゃれなのでユニクロよりはましだが、それでも外に出ると高齢者はみんな似たり寄ったりの格好だ。ユニクロの偉大な功績なのだろうが幼児から80歳近いお年寄りまで同じブランドの服を着ている時代というのは、どうなんだろう。不自然でないし、にあっていたりするから問題はないのだが、後ろ姿は30代の若者なのに、振り返ったら60代オヤジ、というのが当たり前になってしまった。

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