ロードムービー
[2025/12/14,11:02:47]
毎日、散歩から帰るとアマゾンプライムで映画を一本観る。無料で公開されている映画なら何でもありで、その日のノリで映画を決める。何の下準備もなしなので、ガッカリ作品も度々だ。昨日は大当たり。『658K、陽子の旅』という22年につくられた日本映画だ。大好きなロードムービーで、しかも主役はあの国際派女優・菊池凛子。就職氷河期で夢破れた在宅フリーターの42歳女性を演じている。所持金もなくサービスエリアに置き去りにされ、ヒッチハイカーとして父の葬儀のために故郷・弘前に向かう。真っ向勝負のロードムービーなので役者の演技だけが命だ。竹原ピストルやオダギリジョー、風吹ジュンといった実力派が脇を固め、初冬の東北縦断の旅がはじめる。しかしこの菊地凛子の持つ「暗さと不可解さ」は、たぶん彼女だけが持ちうる才能なのだろう。この映画は彼女のためにだけ作られたようなものだ。なにも起きないラストシーンもよかった。
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