焼死 [2020/02/27,14:09:33]
コロナウイルス漬けのニュースの中で、新聞紙面の端っこに「兜町の風雲児焼死」の記事。顔写真は昔と変わらず、ひげに長髪のむさくるしいもので、あの麻原ナニガシとよく似ている。80年代の、浮かれたバカな日本人を象徴する顔のひとつでもあったから記憶に新しい。当時は、このいかがわしい人物が、信じられない額の金を簡単に稼いでいることに理解が及ばなかった。株もバブルもプロの専売特許で素人が出の出せるものではなかった。この風雲児はバブル華やかなりしころ、投資仕手集団を率いて、いともたやすく7千人から600億の金を集めた。愛人は当時のアイドル歌手倉田ナントカで、それも話題になった。そんなことが走馬灯のように思い出されたのだが、その男も66歳だった。葛飾の6畳一間のアパートで、寝たばこの不始末で焼死。家賃4万8千円のアパートで、生活保護を受けていたという。一瞬、バブルのあの時代に意識が引き戻されかけたが、残酷な時間の経過に、すぐに我に返った。まだ当時の凶悪な犯罪者たちは、このコロナウイルスの空の下で同じ空気を吸って生きている。時間はそう早くは進まない。
落札 [2020/02/26,10:06:47]
どうやら昨夜遅くハーマンミラーの椅子を落札できた。入札者が私以外ほとんどいなかったところを見ると、ちょっと複雑な気分になる。競売ではなく椅子を手に入れるのが目的だから、まあ、いいか。あとは入金などいろんな手続きが残っている。もう一つ、アリスファームのロッキングチェアーも欲しいのだが、これはヤフオクへ出品自体がない。ハーマンミラーの椅子もアリスファームのロッキングチェアーも昔買ったものが今も現役で使用中だ。あまり長い間使い続けているので、ダメになった時のためのスペアーを確保しようと思ったのがヤフオクを使うきっかけだ。1度買えば半世紀は使えるものだから、少しぐらい高くても気にはならない。1日の暮らしの中で確実に8時間以上は使っている椅子は、もはや体の一部のようなものだ。いい椅子に座りたい。
ギャンブル [2020/02/26,09:55:35]
パチンコも競馬も株も宝くじもやらない。ギャンブルとは無縁だ。出版は毎回ギャンブルだから、わざわざ仕事以外でやる必要はない。というか、やらないのが当たり前だと思って生きてきた。特別な思想的な背景があるわけではない。田舎で生まれ、その中で生きてきたので、身近にギャンブルがなかったから、といってもいいかもしれない。なのに先日、ヤフオクのオークションに参入。いまメチャ、ギャンブラー気分を味わっている。落札をもくろんでいるのはハーマンミラーの椅子。事務所も書斎もこの椅子のお世話になっている。正価で買えば15万円近くする椅子だが、ヤフオクの中古品なら5万円台で手が届く。どうしてももう一台欲しいので入札に参入した。1発目は軽々とふられ、今は第2戦の最中だ。残り時間はあと10時間。今のところ私が一番の高値。でもオークションというのは最後の1、2時間で値が上がり競り落とされるのがパターンだ。ギャンブルのようなものなので技術も必要なのだ。たぶんまたダメだろうな。
驚く [2020/02/24,13:57:32]
最近はまっている乙川優三郎に『太陽は気を失う』というタイトルの小品がある(短編集の書名にもなっている)。なんともこなれていない生硬な書名だ。そう思っいながら読みだしたら「3・11」の原発事故の話だった。突然の放射能の拡散により太陽そのものが一瞬、気を失ってしまった、という意味だった。アマゾン・プライムはアメリカ映画で『美術館を手玉にとった男』。総合失調症の天才贋作家のドキュメンタリーだ。美術贋作家のドキュメンタリーはこれだけではないが、この主人公は贋作を美術館に寄贈する。そうタダで提供するのだ。対価を受け取らないから、犯罪ではない。ここが新鮮で驚きだ。自分の贋作を展示する『個展』まで美術館に開いてもらい、その会場で大勢の観覧者たちから称賛を浴びる。何ともすごいドキュメンタリーだ。この頃、本も映画も鋳物に当たり続けている。
待機 [2020/02/23,12:23:01]
昨夜からすごい強風が吹き荒れて、今日の森吉山は中止。もう準備はすっかり終わっていたのだが、この調子では樹氷どころか肝心のゴンドラが動かない恐れがある。妥当な判断だろう。で今日一日、すっぽり何もすることがなくなった。カミさんが大阪に行っているので、ゆっくり朝寝、ブランチをして、ブラジルの原稿書きでもするか、と思っていたのだが強風のためカミさんの大阪からの飛行機が予定通り到着が危ぶまれる、との連絡が。一転、カミさんの到着「待機」になってしまった。何時に着くかわからないので基本的には待つしかすべはない。これでは何の予定も立てられない。まあしょうがないか。いつも通り、事務所でウダウダ、連絡を待つしかない。
うっとうしい [2020/02/22,16:02:19]
なんともうっとうしい雨。昼なのに外は薄暗い。気が滅入る典型的な天気だ。昨日からは一人っきり、この3連休は3食とも一人だ。びのびと気分は解放されているのだが、この天気じゃ台無しだ。昨夜は近所で独り呑み。このごろ日本酒の味が少しわかるようになり、純米酒を何種類もいい気になってきこしめした。目の前にある仕事が片付いた「打ち上げ」でもある。残る大きな仕事は「ブラジルの本のための原稿」と「倉庫整理」。どちらも大仕事で腰を上げるまでが一苦労しそうだ。明日は森吉山だが、樹氷は無理かも。雨の心配をするほうが先かも。コロナウイルスの影響もあるのだろうが、本はさっぱり売れないし、電話もほとんどならない。世界中の人が逼塞して、息を殺して、大災害をやり過ごしているような気分なのだろうか。
耳掃除 [2020/02/21,08:57:15]
今日の新聞に「耳掃除は必要ない」という記事が載っていた。もちろん科学的に裏付けのある説に沿った解説である。2か月に1度行く理髪店では、主人が耳掃除が好きなようで、よくやってもらう。もういいから、とこちらが断るほど執念深く丁寧に耳垢を取ってくれる。正直なところ耳掃除は昔から苦手だった。小さいころ母親にやってもらう耳かきは断固拒否していたほど。自分で耳掃除をする習慣もない。こそばゆくて痛くて、じっとしていられないのだ。その「ヘキ」は今も変わらない。大人になってずいぶん慣れたとは言へ耳掃除は基本的にパス。だから今日の「表面を拭く程度で十分」という記事は納得でうれしい。必要以上に耳穴を刺激しなくて済むにこしたことはない。
陶芸家 [2020/02/20,10:45:44]
朝ごはんのとき、衛星放送でちょうどNHKの朝ドラが放映されている。「スカーレット」という信楽の女性陶芸家の物語だ。熱心に観ているわけではないが、画面にときおり登場する陶器の美しさや荒々しさに目を奪われる。もう2年も前になるが、友人の武田浪という陶芸家が亡くなった。琵琶湖の湖畔(近江舞子)に工房を構え、凶暴なまでの荒々しさと、微生物を描くような繊細な技術で、そのギリギリの危ういバランスを保って成り立つ美しい陶器を作る人だった。今も朝ごはんの茶碗は彼の作品を使っている。人間も作品も大好きな人だった。その昔、琵琶湖のほとりの彼の工房を訪ねた時のことを、はからずも番組から連想してしまう。武田さんが健在なら、このTV番組をどんな思いで見ていただろうか。彼はもう不在だが、彼の作品は私の手元でちゃんと生き残っている。芸術家の仕事はこうして残っていく。
一段落 [2020/02/19,12:08:46]
家も事務所も「整理整頓」はほぼ終了。そんなにゴミは出なかった。モノを増やさないようにしてきた日ごろの成果だ。それでも片づけてみるとスペースを無駄に取ている「場所ふさぎ」がけっこう目についた。とにかくこれで身辺はずいぶんとさっぱり、精神衛生上いいことづくめだ。あるべきところにあるものがあるというだけで毎日の洋服選びとCD選びが、これほど楽で楽しくなるとは思ってもみなかった。これは大収穫。残るは倉庫のみだが、これはやっかいだ。ものが大きいのでひとりでは無理、助っ人が必要になるからだ。一度中のものを外に出し、そこから整理整頓する手順なので、不用意に着手すると中途半端に一日が終わってしまう恐れがある。大仕事だ。これはちょっと時間をかけて工程表を作る必要がありそうだ。
パン呑み [2020/02/18,13:51:10]
朝から歯医者。高血圧や糖尿病とは無縁だが歯だけはダメ。わが最大のウイークポイントだ。1か月に1回の割合で歯医者通いする奴なんてそう多くはないはずだ。その歯医者の待合室で読んでいた本(「つつまし酒」)に面白い文章があった。というかビックリした。廉価で懐と心にやさしい飲み方を伝授した本で、その中に「パン呑み」なるものを紹介してある。街のパン屋で惣菜パンを2,3個買い、それを肴にビールとワインで一杯やる。酒も近所のコンビニで調達する。これは魅力的だなあ。カミさんは朝ごはん派だ。からパンを食べる機会が少ないのだが、食べたいときは自分で前日に食パンを買って置く。でも惣菜パンで晩酌というのは考えもしなかった。いやはやこれはいいアイデアだ。早速今日は「パン呑み」でいこうか。

FREE imgboard v1.22 R5!!