野球事始仙台物語
四六判・221頁 定価1600円+税 冊数
第一章 旧制二高7
一、第二高等中学校誕生とベースボール
二高に選手制度生まれる 東北学院ベースボール会 一高に挑戦、士気高まる 復活への歩み(田村栄一登場) 岩手遠征とその意義(一関中学・盛岡中学)
二、「野球害毒論」と「擁護論」
朝日新聞「野球とその害毒」 東京日日新聞「学生と野球」 三好愛吉校長の大英断 第一回東北六県中等学校連合野球大会開く
三、二高、京都全国大会に参加
初めての上洛 歴史的提案 第二回東北大会開く 朝日新聞全国大会開く

第二章 旧制二高野球部盛衰記49
一、頂点からどん底へ
新谷入学で活気 二高全国大会初優勝 無情の雪が連覇を阻む 尚志会に新規約生れ野球部再び低迷 東北体育協会球場完成
二、忍耐の野球部活動
毎日新聞の選抜大会始まる 落胆と校舎移転 八木山球場とスポーツマン球場できる 澱橋球場できる
三、二度目の全国優勝へ
五城倶楽部が積極的支援 研究そして実践 米大リーグ二度目の来日で日本にもプロ野球誕生 一高が旗揚げし二高は二度目の全国優勝 恩人久慈次郎の死と戦争への足音
  
第三章 中等学校野球96
一、中等学校の野球模様
中等学校(中学)への野球伝播 中等学校野球全国大会予選 仙台一中、初の全国大会出場 仙台二中が甲子園初出場 東北中が初優勝
二、野球界に軍国の嵐
明大八十川投手のボーク事件の真相 仙台一中二回目の全国大会出場で甲子園初経験 太平洋戦争始まる 幻の全国大会で仙台一中小泉主将選手宣誓 中止・解散・学徒出陣
三、終戦、そして復活への足並み
空襲・原爆・終戦 戦後初の代表は山形中学と一関中学 仙台二中二度目の全国大会出場 新制「高等学校」大会は石巻高校の初優勝
 

第四章 仙台の野球と人物140
一、半沢正二郎と前田幸雄
日和倶楽部・素人(アマチュア)倶楽部・仙鉄の誕生 塩釜に球場(北浜グランド)できる 都市対抗予選始まり半沢正二郎奮闘す 王者仙鉄敗れる 軟式野球普及
二、郷土の誇り、佐藤剛彦の野球人生
野球への目覚め、蜂萩戦観戦 仙台一中へ入学し野球部入部 二高野球部での苦悩 東京帝大での野球生活 東大監督に就任しリーグ初の二位に導く
三、旧制二高消滅す
二高の存在価値を振り返る 同盟休校と沢柳政太郎校長 二高野球部と中等学校のきずな 野口明校長就任 最後の「蜂萩戦」

  あとがき 218
  参考文献、参考資料 220


back