歴史・民俗
2006年刊

秋田藩の武士社会
半田 和彦(はんだ かずひこ)著
四六判・265頁 定価1800円+税
ISBN4-89544-441-4

「渋江和光日記」などの解読から新たに判明した佐竹の騎馬軍団や江戸屋敷の詳細。富山売薬の排除から家老の家族旅行まで、秋田藩と武士の社会に光を当てる。[品切]
冊数

目次から

 はじめに──変化は地方から 8

角間川給人の系譜13
一 角間川給人成立の経緯 14
二 人数と知行高合計の推移 36
三 給人名 41
四 給人の戦国期の性格 44
五 角間川給人の意義 49

佐竹騎馬軍団51
一 佐竹軍の出兵状況および出兵計画 52
二 慶長一九年大坂冬の陣の際の出兵状況 55
三 由利領請取 63
四 延宝五年遠路軍役騎馬目録から 76
五 石川善兵衛家文書から見る騎馬給人名と下騎馬について 79
六 元文五年写分限帳から 86

参勤交代と江戸屋敷95
一 参勤時期 98
二 行程と宿泊地(本陣) 102
三 供の人数 107
四 経費 117
五 江戸屋敷について 125
六 江戸屋敷と火災記録 132

秋田藩、富山売薬を排除139
一 テーマ設定の理由 140
二 富山売薬と秋田組 153
三 秋田藩の薬事統制策と富山売薬 156
四 薬園の経営と国産の意識 168

渋江和光の濁川下屋敷195

渋江和光一家の知行村旅行──下淀川村・式田村行──209
一 旅の目的 210
二 知行村、下淀川村と式田村 213
三 知行村との関係 215
四 同行者を決定 220
五 藩への届(旅の手続) 224
六 第一日目 八月二六日 快晴 226
七 第二日目 八月二七日 228
八 第三日目 八月二八日 230
九 第四日目 八月二九日 233
一〇 旅の終わり 234
一一 旅のまとめ 236

下淀川村肝煎助左衛門家の伝来文書と渋江家239

 おわりに 265


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