エッセイ・評論・文芸研究
2007年刊

遠くて近い国
シニアボランティアの見た21世紀ブラジル
眞砂 睦(まさご むつみ)著
四六判・210頁 定価1600円+税
ISBN 978-4-89544-465-1

長いブラジル商社づとめのあと、シニアボランティアとしてJICA派遣で昨今のブラジル事情をつぶさに観察した著者による、ブラジル見聞記。未知の国の魅力がいっぱい。
冊数

目次から

 はじめに 6

あわてるな 11
ブラジルは心も大きい 14
農業の魔術師 17
最大の贈り物は日本移民 19
戦後移住再開と松原安太郎 22
インドからやって来たコブ牛 24
おおらかな混血国家 27
国民の酒、カシャサ 29
サンバとボサノバ 32
住むならブラジル 35
種の盗み合い 40
サンパウロの東洋人街 43
金の道 46
金のゆくえ 49
ユーカリの浸食 52
酒場レオの生ビール 54
クリスチャンの熊野詣 57
大豆をめぐるドラマ 62
出稼ぎ 65
日伯蜜月時代の黒子たち 67
英語に目覚めたブラジル人 72
距離で計れない大きさ 74
ポルトガル王室の残り香 77
アジアの戦略パートナー 80
鈍牛、ブラジル 82
命がけの土地争い 85
たくましい華僑 88
水のありか 90
おいしいご飯が食べたい 95
インフレの後遺症 98
祖国に銃を向けた二世たち 102
熱帯雨林保護運動家の死 105
ドラマ、アメリカ 108
パラグアイ・コネクション 110
追いつめられる絹糸産業 112
移民が持ち寄るサラダ文化 115
石油は我々のものだ 118
なぜか住みやすい南の国 120
盛り返すエタノール生産 123
どれが本当のブラジルなのか 126
サッカーボールを手にして生まれる 128
二酸化炭素発生源はアマゾン 131
口蹄疫、発生! 133
文化の発信地イパネマ 136
消えるVARIGの日本便 139
人種デモクラシーは神話? 142
双子の赤字 145
兄弟の出会い 147
ジャカランダの薄紫 150
ピラルク作戦 153
帰ってきたゴムの木 155
社会のヘドロは縁故主義 158
禁句は農地改革 161
米と豆 163
デジタル・システム売込み戦争 166
あるアマゾンの日本移民 171
大国への道 173
左傾化の動き 176
サンパウロの市街戦 178
まことの侍 181
サンパウロの日本祭 183
大湿原パンタナル 186
アマゾンのフォード帝国 188
戦後移住の草分け 191
乾燥地果樹栽培プロジェクトと日系人 203
消えてゆくコロニア 206
神様が創った傑作 208

 参考資料一覧 211

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