歴史・民俗
2008年刊

あおもり歴史モノ語り
関根 達人(せきね たつひと)著
46判・233頁 定価1700円+税
ISBN 978-4-89544-481-1

弘前大学で考古学や文化財を専門とする著者による、魅力溢れる郷土の歴史と文化を多数の図版を使って、平易にわかりやすく解説した青森歴史読本。朝日新聞青森版に好評連載に加筆して1冊に。
冊数

目次から

 はじめに  7
  一、縄文時代の見所  8
  二、古代の見所  10
  三、中世・近世の見所  12
  四、身近な文化財  16

「モノ」資料とは何か?  19
土器はいまでも「現役」  22
晩酌はいつ始まった?  25
貧乏徳利の話  29
横文字の書かれた酒瓶  32
北前船と越後の焼酎徳利  36
骨壺に使われた酒瓶  39
江戸時代の喫煙率  42
謎の土製パイプ  45
江戸時代のお墓事情  49
殿様のお墓は一つじゃない  52
腐らなかった若様の遺体  56
鍋を被せられた死者  59
六道銭─三途の川の渡し銭─  62
墓石も古くなれば文化財  66
墓石が語る江戸時代の人口変動  69
お寺から貰ってきた骨壺  72
新発見! 討ち死にした武士の墓  75
過去帳が暴いた宝暦の改革の真相  79
飢饉供養塔とは何か  82
飢饉供養塔にみる江戸時代の村社会  86
飢饉で人を食べた話と散らばる人骨  89
石碑が伝える飢饉の悲しい記憶  92
布教活動で供養塔建立も  95
本州にもいたアイヌ民族  99
アイヌの刀  102
アワビの貝塚と謎の「貝の玉」  105
本州アイヌと海獣(前編)  108
本州アイヌと海獣(後編)  112
本州アイヌの毒矢と熊  115
本州アイヌと戦国領主のビミョーな関係 (前編)119
本州アイヌと戦国領主のビミョーな関係 (後編)122
焼き物からみた為信の「津軽統一」 (前編)125
焼き物からみた為信の「津軽統一」 (後編)128
焼き物からみた南部一族  132
幻の城、亀ヶ岡城  135
菅江真澄と縄文土器  139
津軽の経塚と仏教文化  142
阿闍羅山周辺の聖地  145
松前の春  148
蝦夷地に散った津軽衆  152
蝦夷錦と北前船  155
海峡を行き交う縄文人  159
津軽の地震供養塔  162
今様の鏡  166
岩木山神社出土の石櫃  169
素朴な絵のある経石  173
謎の海辺の遺跡  176
亀ヶ岡ブランド  180
「モノ数寄」な人(前編)  183
「モノ数寄」な人(後編)  187
藩政改革者の墓を掘る  190
馬の絵のある土器  194
最北の須恵器窯  197
縄文の赤  201
蝦夷と「かなまり」  204
捨てられた神様(前編)  208
捨てられた神様(後編)  211
津軽の民芸 悪戸焼  214
文化財は先人の遺産  218

 参考文献  223

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