三戸 学（さんのへ まなぶ）

46判・224頁　定価1600円＋税

ISBN 978-4-89544-526-9

生まれながらの脳性まひの中学教師が、自分自身が受けた差別体験、障がい者として見る現代社会、教師として、婚活中の若者として、喜怒哀楽たっぷりに社会と世間に異議あり。

はじめに　7

�T　ただいま、婚活中！11
彼女がほしい　13
モテナイ男の日常　16
合コンにて（1）　19
合コンにて（2）　23
失恋　28
恋愛タブー　31
素直に喜べない　34

�U　家族について39
父親　41
アルバムの中の父　44
祖父母のこと　47
「母」の檻　51
気持ちを伝える大切さ　54
いとこはエステティシャン　57
ホームヘルパーが来た日　61
独り立ち　64
妹　67

�V　バカにするなよ！71
教師の言葉　73
「死にたい」と思った日　77
高校受験のころ　80
自己表現を学ぶ　84
頼むしか方法はない　87
一人暮しは危ない？　90
いつも「お母さんと一緒」　93
電車に乗るとき　97
同期会にて　100
勉強しかできない子　103
キャンパス「頼み」ライフ　107
卓球との出会い　110

昼と夜もバリアフリー　114
酒はストローで　117
料理は下心　121
ネット社会は福音　126

�W　共生社会は幻想なの？129
普通の学校に行くこと　131
一人で解決なんてできっこない　134
差別について　138
不便は感じないのに　141
タクシーは対象外　146
引っ越しと浴槽　149
大家さんの壁　153
もう少し大人にならなければ（1）　156
もう少し大人にならなければ（2）　159
医学モデルから社会モデルへ　164
障がいというアイデンティティ　167
自分の役割　171

�X　教師として思うこと175
プータロー生活　177
不採用通知　180
図形を描けない数学教師　184
ビリにはビリの喜びがある　187
サポートとセクハラ　190
家庭教師の教え子　194
修学旅行の引率　197
教え子の成人式　201
全員リレー　204
職場環境のこと　208
オフサイドのないサッカー　212
授業参観で　215

　あとがきにかえて　220