後藤 和雄（ごとう かずお）

46判・181頁　定価1600円＋税

ISBN 978-4-89544-544-3

かつて日本海を渡った女たちがいた。その結婚、開拓生活、終戦による難民、引き揚げ・・・。激動の歴史を歩み続けた「大陸の花嫁」たちの手記を読み解く。

　まえがき　7

第1章　旅立ち………………………………10
1　終の旅立ち　10
2　初の旅立ち　31

第2章　満州開拓女塾……………………38
1　国策　38
2　初期の「大陸の花嫁」たち　45
3　「大陸の花嫁」対策　52
4　熊谷伊三郎と熊井竹代　58
5　安拝、五常、勃利、浄月の各開拓女塾　67

第3章　「大陸の花嫁」の生活……91
1　キヌ、新安東京開拓団　91
2　イサ（仮名）、石川郷開拓団　107

第4章　難民生活、引き揚げ………117
1　キヌ、流転　117
2　イサ、滞留　124

第5章　引き揚げ後の生活……………130
1　キヌ、漂流　130
2　イサ、「戦後開拓」　134

第6章　母からの手紙……………………145
1　平成九年から同一八年まで　145
2　ＰＨＰ賞　152
3　母からの手紙　155

　あとがき　158

　　資料編　163
　　　年表1　満州開拓政策の推移　164
　　　年表2　「大陸の花嫁」策の推移　171
　　　引用 参考文献　176
　　　写真 図表等出典一覧　180