歴史・民俗
2012年刊

古代東北の城柵と北斗七星の祭祀
千城 央(ちぎ ひさし)著
A5判・128頁 定価1500円+税
ISBN 978-4-895444-566-5

通説としての蝦夷像に疑問を持ち、東北各地の古代城柵を丹念に調査。浮かびあがったのは陰陽道による北斗七星祭祀だった。古代国家の有り様から城柵の謎までを解明する。
冊数

1.はじめに 6
2.蝦夷について 7
(1)蝦夷アイヌ説 7
(2)史書にみる蝦夷像 11
3.蝦夷対策としての城柵について 16
(1)文献上明らかな城柵 16
(2)今回調査対象とした城柵 17
4.陰陽道について 20
(1)陰陽道の起源 20
(2)律令体制における陰陽道 21
(3)律令体制における国家の組織 22
(4)中務省の職務と組織 22
(5)陰陽寮の職務と組織 23
(6)陰陽師頭(奈良〜平安初期) 24
(7)奥羽における陰陽師の配置 24
5.覚?城について 29
(1)築城の経緯と機能の時期 29
(2)築城の場所 30
(3)候補地の絞り込み 31
(4)覚?城の名の由来 38
(5)祭壇(神社等)の配置 45
6.多賀城について 51
7.桃生城について 62
8.伊治城について 71
9.胆沢城について 79
10.志波城について 87
11.徳丹城について 97
12.出羽国の城柵について 107
(1)秋田城(旧出羽柵) 108
(2)雄勝城 112
(3)沼柵 114
(4)城輪柵 116
(5)払田柵 119

13.まとめ 122
(1)白村江の敗戦と国家の有り様 122
(2)壬申の乱と伊勢神宮祭祀の見直し 123
(3)陸奥七城にみる北斗七星の祭祀 123
(4)禹歩の祀り 125
(5)七ツ森信仰 126
(6)陰陽師の方術 127
(7)陰陽師の遁甲 127

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