ノンフィクション |
2013年刊− |
もやし屋
秋田今野商店の100年
塩野 米松(しおの よねまつ)
46判・274頁 定価1700円+税
ISBN 978-4-89544-577-1 日本の食を支える「こうじ文化」。その発酵食の種菌を生み出す「もやし屋」こと秋田今野商店。酒・ミソ・しょうゆ・漬物・焼酎……あらゆる有用な微生物をつくり、世界に発信を続ける、人と会社の物語!
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序章 もやし屋とは 7
もやし屋とは/もやし屋はいつから/麹はどうやって作ったのか 第1章 麹菌の話 25 菌が見える/黴と菌入門/麹と酵素の話/胞子?/米一粒を球場に見立てるなら、胞子は野球のボール/友種と灰/今野フラスコ/国菌/居着く麹菌の仕事/胞子を作るのに1週間ぐらいかかる/種麹の形/微生物が国を作った 第2章 今野商店発足 65 創業者・今野清治/今野商店設立/今野家の話/憲三郎の関西行き/先進的だった営業/秋田で種麹屋/種麹免許/種麹屋大手は日本に3社/技術が資本・清治の教え/白麹発見/技術の秋田今野の名声/社歴/秋田今野の現在 第3章 清治と父・憲三郎(今野英一氏の話) 111 学徒動員/保険の世界へ/精米の米を/今野家の事情/清治・大阪高等工業へ/父・憲三郎の話/刈和野の家/秋田今野の繁栄 第4章 今野憲三郎と憲二(今野憲二氏の話) 137 秋田今野会長・今野憲二の話/食品化学研究所/厳しかった親父/ある写真/済南の工場へ/燃料工場/苦難の帰国/帰国後/刈和野で/種麹の勉強に大阪へ/食糧研究所で勉強/単細胞分離/白い麹菌/周恩来の葬儀に出席/家のこと/温古知新の刊行 第5章 今野宏の時代 187 香水を作りたかった/オランダ留学/留学時代/末は牧場主・オランダに興味/友人、恩人 第6章 麹菌の新しい試み 美味しい酒のために 205 これからのお酒/売れる菌を/麹菌で酒や味噌の味を左右/麹の鑑評会を主催/テンペ 第7章 広がる未来菌 225 真菌類機能開発研究所設立/黴は仲間/真菌の未来/怖い菌/その他の道 最終章 取材ノートから 249 なぜ秋田から大阪へ/今野菌/醸造界の機械化/酒造の本拠地にもやし工場/『醸造界』の発刊、出版部 |