歴史・民俗 |
2014年刊− |
菅原 伸一 46判・266頁 定価1800円+税
ISBN 978-4-89544-580-1 古来、多くの文人墨客に詠われてきた陸奥国の歌枕「
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はしがき 序 章 「勿来関」 第一章 蝦夷のこと 一 景行天皇の蝦夷像 二 蝦夷とは 三 「蝦夷」という文字 四 蝦夷(エミシ)の語源 五 蝦夷との交易 六 蝦夷とマタギ 七 多賀城の創建 八 陸奥国支配の基地 九 蝦夷地との境 十 蝦夷と俘囚 十一 蝦夷の反発 (1) 按察使殺害事件 (2) 大掾殺害事件 (3) 桃生城焼き討ち事件 (4) 伊治公呰麻呂の反乱 (5) 元慶の乱 十二 蝦夷征討の終焉 第二章 古代の官道 一 五畿七道という行政区 二 古代の交通制度 (1) 駅制 (2) 伝制 第三章 陸奥・出羽の古代道 一 奥羽の駅路 (1) 石城国と石背国の設置 (2) 奥羽の東山道 |
(3) 陸奥国の海道(東海道)
(4) 北陸道 (5) 陸奥出羽直路 二 陸奥国の海上交通 三 多賀城への駅路 四 栖屋駅のこと 五 奥大道 六 奥州征伐の道 第四章 陸奥国への移民 一 農民の移配先 二 要害という地名 三 要害と城柵 四 陸奥国の柵戸 (1) 柵戸とは (2) 奈良時代中期以前の柵戸 (3) 奈良時代中期以後の柵戸 五 浮浪と逃亡 (1) 浮浪とは (2) 逃亡とは 六 調・庸の運搬 第五章 古代の関 一 『枕草子』に書かれた関 二 関の始め 三 関の性格 四 関の機能 第六章 奥羽の関 一 陸奥国とは 二 陸奥国の古代の関 三 センと関 四 塹柵の関から検判の関へ |
五 奥羽三関と奥州三関
(1) 「白河関」 (2) 「菊多関」 (3) 「念珠ヶ関」 (4) 「なこその関」 第七章 「勿来関」とは 一 「勿来関」は菊多関か (1) 「蝦夷よ来る勿れの関」説 (2) 幣帛使通関拒否説 (3) 源義家の和歌説 二「勿来」という文字 三「勿来」と書く地名 四「勿来」と「なこそ」の語源 (1) 「勿来」の語源 (2) 「なこそ」の語源 五 近世文献に見る「なこその関」 第八章 「そう(惣)の関」 一 「そうの関」とは 二 「惣の関」の場所 第九章 「なこその関」と和歌 一 陸奥国の歌枕 二 「なこその関」の和歌 終章 「なこその関」はどこか 一 創られた関址 二 「なこその関」は蝦夷地境に あとがき 主な参考文献 |