エッセイ・評論・文芸研究
2014年刊

平成日本語聞見録
高橋 巌(たかはし いわお)
46判・200頁 定価1700円+税
ISBN 978-4-89544-582-5

「思考」は「ことば」で支えられている。その「ことば」を内省すると見えてくるものは・・・・・・著者、積年の日本語観察エッセイ。

冊数

第一部 平成日本語の主役11
T を入れ──院内感染症のことば  9
U は入れ  37
V ○○感  41
W ということです(けれども)  55
X 来ていただきました・来てくださっています  62
Y 大丈夫です  67
Z 接続詞としての「なので」  71
[ 感動を与える  80
\ がんばる  85
] まじ  97
]T 接頭辞「お」  107

第二部 相手を呼ぶときに困ること・
           自分のことをいうときに困ること

A 相手を呼ぶときに困ること  131
T 私の空想・夢想など四つの事例  131
U 「あなた」  138
V 二人称(二・五人称)としての「彼」と「彼女」  144
W 接尾辞「さん」と「くん」  147
B 自分のことをいうときに困ること  154
C 英語制服論・日本語私服論  159
D 契約的な人間関係におけるアイとユー  161

第三部 人称詞の性格に通底するいくつかの
           日本語から日本文化の特徴に及ぶ

T 「はい」と「いいえ」  170
U 動詞の命令形  172
V 「兄弟姉妹」という日本語  174
W 日本語での思考・英語での思考  177

第四部 あのひとの名前が知りたい
            ──好きになったひと

T いちばん(先に)名前を知りたいわけ  183
U 名前を知る──「知る」の意味  187
V 言語と思考  193
コラム
1まじサッカーがしたいんです 106
2殿様のとがい 117
3お茶の水女子大学と奈良女子大学 125
4同級生 148
5高年になると呼称で困ることが少なくなる 153
6アスリートと「わたくし」 158
7日本の女(向田邦子) 164
8ハンバーガーをひとつ 166

あとがき 196

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