東北の本
2016年刊

阿古屋の松
細川 純子(ほそかわ すみこ)
A5判・155頁 定価1700円+税
ISBN 978-4-89544-613-6

天明元年(1781)、江戸の商人(歌人)津村淙庵は、奥州街道、羽州街道を通って出羽の国を往復、初めて東北の風景、風俗に接した。本書はその新鮮な驚きと感動を綴った紀行文である。淙庵の見た235年前の江戸中期の東北地方が、瑞々しい現代語でよみがえる。

冊数

細川 純子(ほそかわ すみこ)
1942年宮城県仙台市生まれ。
1975年宮城学院女子大学卒業。1977年日本女子大学文学研究科修士課程修了。
同年宮城学院中学校高等学校勤務。1987年宮城学院女子大学日本文学科非常勤講師を兼務。
2001年東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科入学。2003年修了
主な論文・著作として
「万葉研究」1~22号に発表、
『向つ峰の呪性』(「古代文学」28古代文学社)、
『木を歌うことは』(『上代文学の諸相』塙書房)、
著書『菅江真澄のいる風景』(みちのく書房 2008年)、
『菅江真澄の見た仙台』(大崎八幡宮 2013年)

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