教育・研究
2016年刊

殺意の内景
精神鑑定の現場から
苗村 育郎(なむら いくろう)
A5判・544頁 定価2500円+税
ISBN 978-4-89544-611-2

精神鑑定医として約1千例の事例に関わった経験を集成。人の心の極限、そこにうごめく衝動を現実の事件にそって解読する。犯罪精神医学の実情と、その限界も提示する現場からのレポート。
冊数

第一章 精神鑑定と人間学

第二章 人間の見方??「人格構造論」

第三章 統合失調症

第四章 躁うつ病

第五章 神経症圏の犯罪

第六章 基礎に発達障害がある犯罪

第七章 知能の低い者(精神発達遅滞)の犯罪

第八章 アルコール依存と酩酊犯罪

第九章 覚醒剤・シンナー中毒など

第十章 嫉妬妄想と殺人

第十一章 殺人衝動と淫楽殺人

第十二章 窃盗癖・放火癖・その他の衝動犯罪

第十三章 好訴訟

第十四章 乳幼児・児童虐待

第十五章 詐欺犯

第十六章 高齢者の犯罪

第十七章 福島原発事故後に起きた自殺について

著者について
昭和25年 兵庫県高砂市にて生まれる
昭和44年 京都大学入学
昭和46年 京都大学中退(文学部)
昭和52年 神戸大学医学部卒業
東京大学医学部精神科研修医
昭和57年 厚生労働省国立精神・神経センター研究員
昭和60年 米国NIH留学
昭和62年 秋田大学精神科助手
平成3年 秋田大学保健管理センター講師
平成10年 同センター教授・所長

著書
2015年『自殺の内景─若者の心と人生』(無明舎出版)

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