歴史・民俗 |
2017年刊− |
「勝ち組」異聞
―ブラジル日系移民の戦後70年―
深沢 正雪(ふかさわ まさゆき) 46判・280頁 定価1800円+税
ISBN 978-4-89544-624-2 <日本は戦争に負けていない>−ブラジル日系移民社会を二分した「勝ち組負け組」事件。勝ち組は狂信的なテロリストという定説は本当なのか! ?一方的に狂信者、テロリストと決めつけられ、抹殺された人々の声を掘り起こし、移民とは、ナショナリズムとはなにかを問う、邦字新聞記者の、日本近代史のミッシングリングに挑む渾身のルポルタージュ!
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目次
〈1〉「勝ち負け抗争」のおおまかな流れ 〈2〉 大宅壮一「明治が見たければブラジルへ! 」の意味 〈3〉 日本移民と遠隔地ナショナリズム 〈4〉 身内から見た臣連理事長・吉川順治 〈5〉 二人の父を銃弾で失った森和弘 〈6〉 襲撃者の一人、日高徳一が語るあの日 〈7〉 正史から抹殺されたジャーナリスト、岸本昂一 〈8〉 2000年に開かれた日系人のパンドラの箱 〈9〉 子孫にとっての勝ち負け抗争 |