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2017年刊− |
橡ノ木の話
富木 友治 (著), 勝平 得之 (版画)
A5判・170頁 定価2800円+税
ISBN 978-4-89544-626-6 昭和17年、秋田魁新報に52回にわたって連載された、東北の民間説話を基にした3話からなる物語。著者にとって初の出版に、気鋭の版画家が50点の見事な挿画で華を添えた、名著の待望の復活! ※本書は、昭和18年に「ことたま書房」によって初版が出版され、さらに昭和56年に「翠楊社」からその復刻版が刊行されました。今回の出版はその「翠楊社」版の『橡ノ木の話』を復刻したものです。 |
著者略歴
富木友治(とみき ともじ) 1916年、秋田県角館町生まれ。柳田国男に師事し、民俗学を研究。 1939年角館に帰り、北方文化連盟を結成。樺(かば)細工の技術保存に尽力し、武藤鉄城と郷土研究誌を発刊。 1963年、角館図書館長就任。1968年、死去。 主な著書に地誌『田沢湖』『平服百穂書簡集』『四つの山の物語』『角館の話』等がある。 勝平得之(かつひら とくし) 1904年、秋田市鉄砲町(現在の大町6丁目)生まれ。家業を手伝いながら独学で版画を学び、独自の色鮮やかな色摺り版画の技法を生み出す。 1929年、日本版画協会展入選。郷土秋田の情景を描いた勝平の版画は海外でも高く評価されている。1971年、死去。 |