神宮 滋（かみや しげる）

A5判・250頁　定価2000円+税

ISBN 978-4-89544-657-0

常陸・秋田と700年に及ぶ名族佐竹氏。地域領主から戦国、近世大名へと成長変化する中信仰した神々についての初の体系的論考。

開章佐竹氏の系譜と領国

[第一部]連綿する八幡、稲荷の信仰
第一章八幡、稲荷の勧請と移転(太田城、他)
第二章正八幡、大八幡、稲荷(久保田城内社)
第三章謎に包まれた八幡神像絵

[第二部]常陸時代の神々
第四章起請文に勧請された神々
第五章転封混乱時の必死の願文

[第三部]秋田時代の神々(其の一)
第六章伊勢神宮(皇祖神)
第七章鶴岡八幡、石清水八幡、三井新羅、他(氏神)
第八章浅草、神田、鳥越、湯島、他(江戸市中社)
第九章鹿目、秋葉、愛宕(関係社)

[第四部]秋田時代の神々(其の二)
第十章新羅社、稲荷(江戸邸内社)
第十一章三国社、他(久保田領内社)

結章神々への信仰

[特定研究]
研究一氏祖新羅三郎義光墓
研究二伊勢、三井新羅、三国社参拝次第
研究三日光社参─徳川氏廟所への参詣
研究四伊勢神宮と秋田佐竹氏
研究五佐竹氏の江戸藩邸
研究六江戸市中祭礼へ差出と物見
研究七領内の社領寺領等
研究八与次郎稲荷
研究九今後の研究に向けた素描
(付)筆者参拝略記
付図
佐竹氏略系図
佐竹氏宗家・山入家略系図
　 馬場八幡宮社殿
若宮八幡宮社殿
若宮八幡宮僧形八幡画像
久保田城内社図
御成三社図
　 千秋文書正八幡神像絵
鶴岡八幡宮八幡廻御影
秋田八幡神社社殿
後記
初出論文および参考基本文献