教育・研究
2020年刊

北緯四〇度の秋田学
川村 公一(かわむら こういち)
A5判・193頁 定価1700円+税
ISBN 978-4-89544-656-3

地勢や自然環境を軸に据えて地域多様性の背景を 多面的、重層的に切り取る「地域学」へのいざない。

冊数

I 地域学へのいざない
地域学のとびら
方法としての地域学

II 秋田県の概況
秋田県の地勢
県境の確定
地形概要
気候概要
地質概要
経緯度の交会

III 地域遺産の認定
ユネスコ
三大遺産事業
白神山地
秋田県内の無形文化財遺産
今後の世界遺産候補
日本遺産
北前船寄港地
今後の日本遺産候補
ジオパーク

IV 地域学から地域を探る動き
東北学
菅江真澄研究会
秋田人物伝
秋田県内の地域史研究会の動向
地域史による広域連携
寒風山の山焼き
男鹿半島・大潟村ジオパーク
八郎湖をめぐる地域活動

V 歴史からみた北緯四〇度
北緯四〇度
民俗学からみた北東北
先人の足跡・旧石器時代
平穏が続いた・縄文時代
厳しい気候環境・弥生時代
ヤマト文化の北進・古墳時代
律令国家の浸透と抵抗・出羽の内乱
最後の抵抗・出羽秋田の古代終焉
海外との交流
阿仁銅山の長崎廻銅

VI 北緯四〇度の動植物
北限のお茶「檜山茶」
北限のスズムシ群生地
秋田を代表する季節ハタハタ
北限の天然トラフグ産卵地
ヤブツバキの自生北限
桃洞・佐渡のスギ原生林
森吉山のクマゲラ
ニホンザリガニの南限生息地
その他の動植物

VII 秋田三湖物語
湖沼生成譚
三湖の概要
米代川と雄物川
十和田開山
八郎太郎の出自
十和田湖の激闘
花輪盆地での画策
鷹巣盆地での再度のチャレンジ
埋没建物遺跡
十和田火山最新噴火と埋没年代
洪水の伝説
小勝田埋没建物遺跡
八郎潟の主に
民間信仰への変化
地震活動
過去の地震活動の記憶
八郎湖の水質
一ノ目潟の悲恋
辰子姫との恋の成就

VIII 北緯四〇度の自然環境
日本海の存在 171 地形の特徴
気温の三角関数近似
降水量・積雪深・日照時間
温度示数
北緯四〇度の表示板

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