人物研究・伝記
2023年刊

図説 物部長穂
川村 公一(カワムラ コウイチ)
A5判・120頁 定価1400円+税
ISBN 978-4-89544-679-2

知られざる郷土の偉人の業績から生涯を、一頁読み切りと13本のコラム、豊富な図表・写真・資料で編んだ、ある土木工学者のものがたり。

冊数


【目次】
秋田物部文書 
饒速日命 
膽昨連 
秋田物部の祖・那加世 
秋田物部氏の秋田定着 
秋田物部系図 
物部文字 
唐松城 
菅江真澄が見た境村 
落馬した藩主 
唐松神社 
長穂の父母 
天日宮
長穂の系譜 
長穂のきょうだい 
少年時代 
学生時代 
内務省技師への道 
尾崎元子と結婚 
工学博士の誕生 
耐震理論が問い直された関東大震災
土木試験所の発足 
土木試験所長の勅任 
水理試験所の設立 
健康管理
勉学方法 
抜き書き 
部下の指導 
その性格
親しい友人 
詩歌に傾倒 
晩年の長穂 
水理学とは 
我が国初の水理実験 
飯野川大堰 
大河津分水工事 
著書『水理学』 
『水理学』の発展 
水系一貫の河川計画管理 
多目的ダム論 
多目的ダムの貯水池運用方法 
河水統制事業 
河川を取り巻く利害関係 
地震学会の創設 
濃尾地震 
震災予防調査会 
耐震工学への傾倒 
土木学会賞の受賞 

関東大震災 
地震研究所 
帝国学士院恩賜賞の受賞 
著書『土木耐震学』 
震度の概念 
設計震度の提案 
耐震設計で使用すべき設計震度 
現在の耐震基準 
耐震池壁で特許 
物部長穂記念館の設立 
記念館の展示内容 
物部長穂の功績 
物部長穂の年譜 
物部長穂の主要論文リスト 
参考文献 
あとがき 

【コラム目次】
1 鳥海山の山頂はなぜ山形県か
2 明治初期の高等教育制度
3 古市公威と沖野忠夫
4 明治時代の行政組織(公共事業)
5 土木の語源
6 緑のダム論
7 明治時代の河川法
8 地震学の歴史
9 地球の内部構造
10 地震発生のメカニズム
11 弾性変形について
12 講談で物部長穂を紹介
13 秋田人物伝

著者略歴
1950年生まれ。
東京理科大学理学部物理学科卒業、秋田大学大学院工学資源学研究科後期博士課程修了。
建設省、国土交通省 土木研究所河川部、秋田河川国道事務所、湯沢河川国道事務所、河川国道事務所、森吉山ダム工事事務所など。
現在、創和技術(株)技術管理職。
博士(工学)、技術士(建設部門)

主な著書
「環境論ノート」
「北緯四〇度の秋田学」
「地震と建設工学」
「増補改訂 物部長穂」(いずれも無明舎出版)
「川で実践する」共著(学芸出版社)など

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