南北アメリカ徒歩縦横断日記
A5判・608頁 定価3600円+税 冊数
息子・拓ヘ(池田昭二)
"旅"ヘの決断−両親への手紙

北アメリカ大陸横断の旅(九カ月間)
 太平洋岸サンフランシスコを出発、一路大西洋岸へ
 これより進路を東にとる
 ミケさん宅に招待され、家庭的雰囲気にひたる
 ネバダ州に入りグレートベースンを行く
 強風、そして寒さとの闘い
 寒さと空腹に苦しんだ、グレートペースンの横断
 泣きたくなるような寒さ、春が待ち遠しい
 ネバダ州からユタ州に入る
 ロッキー山群のワサッチ山脈を越える
 トラックの運ちゃん「マリオ」の親切に感激!
 ユタ州よりコロラド州へ
 厳冬のロッキー山脈越え
 雪のロッキー山脈を抜けて、コロラドの州都デンバーに着く
 カンザス州に入り時計を一時間進ませる
 果てしなく続く大平原、ミズーリ州からイリノイ州へ
 イリノイ州をあとにインディアナ州へ
 ケンタッキーの州都レキシントンで五日間の停滞・休養
 アパラチア山脈を越えて、最後の州パージニアへ
 一日二〇マイル以上のぺースを取り戻し、快調に東進
 大西洋岸に到違!海水で顔を洗い、しばし充実感にひたる

スペイン語を学ぶためバスで中米に移動(三ヶ月間)
 観光と海水浴と……。湯浅君と過ごしたメキシコの旅
 アンティグアでスペイン語を学ぶ(グアテマラ)
 グアテマラに別れを告げ、内戦下のエルサルバドルへ
 銃弾の飛び交う中をバスでくぐり抜ける(ホンジュラス)
 日本海を思い出させるマナグア湖(ニカラグア)
 美人は少ないが欧米的雰囲気の国コスタリカ

南アメリカ大陸横断の旅(一年八ヶ月間)
 コロンビアより、一旦ベネズエラ(マラカイボ)へ
 南米銃弾のスタート地点を最北端の町サンタ・マルタに決める
 南米最北端の町、サンタ・マルタを出発!
 腹痛と下痢のため停滞
 下痢・吐き気・目眩……、最悪の体調の中を歩きつづける
 三日間連続しての苦しい山越え
 バスでベネズエラへ。5日間、寄り道の旅
 コロンビアのブカラマンガに戻り、再び縦断の旅へ
 コロンビアの兵士に拉致。強制送還か?
 とめどなく続く山岳地帯を南へ!南へ!
 犬に噛みつかれる
 寒さに凍えながら、三〇〇メートルの峠を越える
 雲と霧の中を黙々と歩く
偽警官に騙されT/Cと所持金を奪われる(コロンビア・ボゴタ市)
騙された自分に腹が立つ!気が重いボゴタでの日々
盗まれたT/Cの再発行手続きで、ポゴタで足踏み二週間
頭にきた……。
銀行の不親切な対応
踏んだり蹴ったり、悪夢のポゴタを後にする
乱開発計画の進む古里「鳥海山」を憂い、重い足どりで歩く
親切な警官ビジャロポスさん宅に泊まる(アルメニアの町)
雨続きのアンデス・西山脈を越える
大都市カリで三日間の停滞
依然として続く腹痛と下痢。食べ過ぎか?
レストランの女にキス、南コロンビアの町ポパヤン
疲れを吹き飛ばしてくれる雄大なアンデスの山なみ
烏海山の自然が守られますように、神様!
険しく長い渓谷を抜けエクアドル領に
おだやかな気性、好感がもてるオタバロ族
赤道を越え中世ヨーロッパ風の街、キトに到着
盗まれたT/Cの再発行手続きに手間どり、キトで足踏み
遠回りの多いエクアドルの山道
北極星は地平線の下、南十字星はどれだろう
時計とおやじからもらったお守りを紛失する
国境の橋を渡ってペルーに入る
長く続いた海岸線を過ぎて、砂漠地帯に入る
セチュラ砂漢に入る
砂との悪戦苦闘に明け暮れたセチュラ砂漠、口の中までジャリジャリ
下痢が続くのほ悪い水のためか?
辛い空腹の旅、トルヒーヨからチンボテへ
四〜五日の間に物価は五倍、ひどいインフレ
ウアルメイからウアチヨへ、緑地帯が続く
海岸線に続く砂漠を、一路首都リマへ
体調を崩じ、リマのペンション「西海」で休養
砂漠と草原の中、パンナムハイウエーをひた歩く
地上絵を見る、クスコへの分岐点ナスカ
猛烈な砂嵐、地図とお金を吹き飛ばされる
連日のハードワークで疲労困憊
太平洋よさらば!アンデス山脈の懐へと東進
アレキパに到着。一週間、ホテルで疲れを癒す
空腹と寒さに耐え、標高四六○○メートルの県境を越える
プーノに戻り、再び縦断へのひとり旅
チチカカ湖に沿って延々と道は続く
チチカカ潮畔の国境を越え、ポリビアに入る
一五日目でチチカカ湖が視界から消える
インディヘナの国、ポリビアの首都ラパス
警察の留置場の中にテントを張る
果てしなく続く登り下りと、トラバースの山岳道路
悲惨だったクリスマス・イプ。宿を逃げだし、雨の中を野宿
セントラル山脈の懐、ポトシ市
小雨の中、テントで新年を迎える
道を間違え、越えてきた山を元の地点まて引き返す
大水に遭い、夜中にテントをたたんで避難
チクラーヨからトルヒーヨへ、しかし砂漠は続く
下痢が続くのほ悪い水のためか?
辛い空腹の旅、トルヒーヨからチンボテへ
四〜五日の間に物価は五倍、ひどいインフレ
ウアルメイからウアチヨへ、緑地帯が続く
海岸線に続く砂漠を、一路首都リマへ
体調を崩じ、リマのペンション「西海」で休養
砂漠と草原の中、パンナムハイウエーをひた歩く
地上絵を見る、クスコへの分岐点ナスカ
猛烈な砂嵐、地図とお金を吹き飛ばされる
連日のハードワークで疲労困憊
太平洋よさらば!アンデス山脈の懐へと東進
アレキパに到着。一週間、ホテルで疲れを癒す
空腹と寒さに耐え、標高四六○○メートルの県境を越える
フリアカから列車とバスを使いクスコの遺跡を訪ねる(10日間の道草)
プーノに戻り、再び縦断へのひとり旅
チチカカ湖に沿って延々と道は続く
チチカカ潮畔の国境を越え、ポリビアに入る
一五日目でチチカカ湖が視界から消える
インディヘナの国、ポリビアの首都ラパス
警察の留置場の中にテントを張る
果てしなく続く登り下りと、トラバースの山岳道路
悲惨だったクリスマス・イプ。宿を逃げだし、雨の中を野宿
セントラル山脈の懐、ポトシ市
小雨の中、テントで新年を迎える
道を間違え、越えてきた山を元の地点まて引き返す
大水に遭い、夜中にテントをたたんで避難
国境の町ビラソンからアルゼンチンに入国
U・S・A的雰囲気のアルセンチンの町と人
交通の要衝、サンサルバドル・デ・フフイの町
蚊と蟻と、そして車の騒音に悩まされた野営
慢性的な下痢に苦しみながら、ひたすら南進!
白人の国にきてみてインディヘナの国々を懐かしく思う
空腹に耐えきれず民家に助けを求める
カタマルカ市、アダ・ルイサ嬢を訪ねる
炎天下、激しい喉の渇きと空腹に苦しみながらラリオハへ
流石は肉の国アルゼンチン。安くて旨いアサドと腸詰め
山岳地帯から抜けて広い、ひろーい平原へ
サンファンの町から南に析れ、メンドサ州へ
ラリオハから休みなしの二○日間でメンドサ市に着く
苦労して作ったカートをあっさり放棄する
アコンカグア山群を越えてチリへ向かう
国境トンネルを徒歩で抜けるために土下座して頼んだが
2キロのトンネルの上を三時間かけて山越え
チリの首都サンチアゴに到着。民宿「五月女」で休養
パナメリカナを疾走する車の騒音と排気ガスに苦しむ
連日、テント場探しに苦労する
冷たい雨を避けて一六万都市チヤンに停滞
降り止まぬ雨、雨、そして雨。全身ズプ濡れの旅が続く
自然がつくりだした一瞬の芸術品。金色に輝く朝の雲
過疎地帯パタゴニアに備えて、中古のリヤカーを手に入れる
またも犬に噛みつかれる
冬のパタゴニア縦断の成功と「鳥海山の安全」を神に析る
アンデスの山を越え再ぴアルゼンチンへ
オソルノ(チリ)からの粗食と空腹で、スリムになる
本格的な冬の到来。氷点下のパタゴニアを南進
日本人の住民、シバタさん宅を訪ねる
果てしなく広がるパンパと丘陵を歩き続ける
歯医者で親知らずを抜歯
車の音でロウソクの灯を消す。今夜も、人目を避けてのテント設営
美しい地獄の景色、白一色のパンパ
凍てつく寒さ!つま先の痛みで眠れず
酷寒の雪のパンパ、ヒゲも凍る
広大なパンパを抜けて湖畔の町サルミエントヘ
酷寒の中、休まずに歩き続けた一六日間。久し振りの休養日
パタゴニア特有の烈風を背に、一路大西洋岸へと西進
強風で吹き飛ばされ、カメラを破損
コモドロから大西洋岸に沿って南進
次々と現れる新しい地平線。慢性的な下痢に苦しむ
南下するにつれ寒さも厳しさを増す
一○日間かかってサンタクルスの大半島を横切る
火山爆発による火山灰を浴ぴながら灰色の世界を行く
テレビ局による三度目の取林を受ける
TVで放映され一躍“人気者”?に
月明りに助けられ、今日の歩行距離五四キロ
最後の補給地リオ・カエゴスで、休養と二度目のタイヤ交換
再びチリ領へ。夢に見たフエゴ島をはるかに望み、涙!
フェリーでマゼラン海峡を渡り、フエゴ島に上陸
此処でもまた現地住民からの温かい歓待!
再ひアルゼンチン領、南大西洋岸に出る
港町リオ・グランデで最後の食糧購入
道路いっばいに立ちはだかる羊の群れ
白く険しい岩峰の狭間。南米最後のキャンプが雪の上になるとは
ビーグル海峡だ!地球の最南端の町ウシュアイアにゴールイン

若者の死を惜しむ(本多勝一)


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