秋田の博物誌
A5判・237頁 定価1942円+税 冊数
  山菜とキノコの話
   バッケ(ふきのとう・アキタブキ)
   ヒロコ(ノビル・アサツキ)
   ヒコヒコとスカナ(ギシギシとスイバ)
   ズクベ(つくし・スギナ)
   アザミ(ナンブアザミ)
   サシボ(オオイタドリ)
   カタゴ(カタクリ)
   ホンナ(イヌドウナ)
   イワダラ(ヤマブキショウマ)
   ゼンマイ(ゼンマイ)
   タラボ(タラノキ)
   ウリ(コバギボウシ)
   マンダ(シナノキ)
   ウグイスナ(タチカメバソウ)
   コゴミ(クサソテツ)
   ワサビ(ワサビ)
   アエコ(ミヤマイラクサ)
   シドケ(モミジガサ)
   ワラビ(ワラビ)
   ショデコ(シオデ)
   ウド(ウド)
   ニョウサク(エゾニュウ)
   タケノコ(チシマザサ・クマイザサ)
   フキ(アキタブキ)
   ミズ(ウワバミソウ)
   ミズのタマッコ(肉芽)
   ヌウレンボウ(アブラシメジ)
   マイタケ(マイタケ)
   サワモダシ(ナラタケ・ナラタケモドキ)
   ナメラッコ(ナメコ)
   シイタケ(シイタケ)
   マツタケ(マツタケ)
   アミコ(アミタケ)
   スギワケ(スギヒラタケ)
   ハエトリキノコ(ハエトリシメジ)
   ヤマブシタケ(ヤマビシタケ)
  山椒魚の話
   秋田県のサンショウウオ
   すみ分けの生物学的意義
   ハコネサンショウウオ
   クロサンショウウオ
   トウホクサンショウウオ
   サンショウウオは低温を好むか
   共食いの現象
   共食い友食(長牛弘美)
   共食いの意義
   甲状腺ホルモンの影響
   尾の再生現象
   イモリのレンズ再生とサンショウウオ
   精子の観察
   胚の初期発生を確かめる
   クロサンショウウオとトウホクサンショウウオの雑種
   個体数と性比
   トウホクサンショウウオの産卵
   隠者の生活
   サンショウウオの本
   サンショウウオの分布調査
  秋から冬へ、そして春
   紅葉
   落葉
   霧
   干し菜
   初冬の雷
   雪
   きらら子
   しばれ
   シガ洩り
   骨っこ道
   雪は豊作の兆か
   小正月
   雨返し
   雪割り
   早春賦
   からす座
  藻・草・木
   シャジクモ・原形質流動を見せたくて
   アオミドロ・接合という現象
   チリモ・水の中の旭日章、瑞宝章
   ユーグレナ・ソーラーシステムでイルカ泳ぎ
   イシクラゲ・分担して専門を深める
   アカモク・夏には枯れる海藻の生理
   クロモ・「ごく普通」とは
   ヒシ・食べて思い出したこと
   ザゼンソウ・そっけなく出合う
   エゾタンポポとセイヨウタンポポ・在来種を圧迫しているのは
   ウマノアシガタ・帯状茎の記録
   オキナグサ・珍しくなった山草
   チガヤ・防空頭巾の話
   オサバグサ・明治42年の押葉標本
   ミシトリスミレ・食虫植物の限界
   キブシ・ニワトコの髄に代わるもの
   タニウツギ・迷信の研究
   ウゴツクバネウツギ・あえて日本海側要素
   カンポナシ・青臭くも甘い手棒梨
   シダレカツラ・枝垂桂の由来
   クリ・赤い塩
   ケヤキ・心和むケヤキ通りに
   クロマツ・見返りの松と呼びたし
   ダケカンバ・どちらも真摯な姿
  鳥獣虫魚
   イヌワシ・まわりはいつしか騒々しく
   クマゲラ・原生林の鳥の履歴書
   ハシボソガラス・ひとり淋しいカラスがいた
   スズメ・スズメの子育て
   ニワトリ・小さな囲いの中で
 

   ツキノワグマ・クマと出遭う
   カモシカ・割りかし頻繁な来訪者
   イタチ・拾ったのが事の始まりで
   ドブネズミ・心配がなくなった代わりに
   ベッコウハゴロモ・「それにしても」のおかげで
   カマキリ・厳しい自然の摂理
   コバネイナゴ・突然の決別
   ブユ・これも、気付いたらいなくなっていた
   チョウカイシロコブガ・仁賀保高原で見つかった新種
   ギフチョウとヒメギフチョウ・食草を替えて生きる
   トワダカワゲラ・生きている化石
   ミジンコ・ミジンコを飼う
   ザリガニ・寄生虫によって系統を探る
   ロタトリア・輪虫への思い
   クリイロベッコウ・この小さな生命
   シマミミズ・子供の釣りも変わった
   イモリ・偕老同穴の幻想
   ニホンアカガエル・一関種族との関連
   ヒバカリ・近ごろお目にかからぬ
   メダカ・のびのびと離合集散
   フナ・釣り談義
   ウミタナゴ・卵胎生の意義
   ウマヅラハギ・大謀網を見て
  自然と人間
   皮投岳・教え子が頼もしく思えた日
   作沢沼・山上にポツンと浮島の沼
   二階ハブ・ヒカリゴケの自生地
   大葛・シラスの壁の見える風景
   滝ヶ森・秋田県内一古い地層の山
   雪沢・クリンソウとクロツバラ
   小坂鉱山・採掘跡のクレーター
   田代岳・雲型模様の池塘群
   藤里駒ケ岳・地質図を読む
   大野台・スギ林の台風被害
   姫ヶ岳・非対称山稜は雪国の造形
   萩形・密かに残る氷河期に証拠
   能代砂丘・「風の松原」の成立とその周辺
   潮浜温泉・地震と津波の被害
   房住山・山岳仏教で賑わった山
   森岳温泉・掘削温泉のさきがけ
   三倉鼻・八郎潟へ突き出した岩山
   三倉鼻U・四百万年前の火山体を削る
   森山・スズムシ群生の北限地
   一ノ目潟・カンラン石とサメの歯
   加茂青砂・津波を恐れた真澄
   脇本打ヶ崎・累々と、十数万年前の白い貝殻
   豆腐岩・地質学進展の記念碑
   千秋公園・自然の要塞、久保田城
   丸舞南又沢・ヒノキアスナロの林
   荒川鉱山・よみがえる過去
   大森山・位置、その不思議な力
   扇森・地層にはめこまれた「岩まなこ」
   松ヶ崎・テトラポットの防波堤
   大須郷・ウミウの繁殖する絶壁
   奈曽渓谷・鳥海山誕生の前と後
   羽後町田代・化石公園の計画
   稲住温泉・天然記念物、ブリコ石
   小安峡・かつての湖底が、いま峡谷
   浅舞琵琶沼・ハリザッコのすむ沼
   雄物川町谷地新田・平地にブナの残存林
   生保内・生保内だしのこと
   仙岩峠・幾度もコースを変えた交通の難所
   田沢疏水・自然改修の余波について
   姫神山・山容が変わった
   国道一三号線大曲バイパス・杉並木への挽歌
   剣花山・農業はどうなる
  外から眺める
   東京湾と秋田湾
   尾瀬
   金華山島のシカの食害を見て
   筑波山
   修学旅行
   石垣島
  小動物からの自然保護論
  T種には種の特性があり、独自の生態的地位をもつということ
  U珍しいとか学術的価値があるとかの判断は、曖昧なものだということ
  V野生動物といえども、人間とのささやかな交渉をもつということ
  W小動物からの自然保護論―本当に大切なもの
 あとがき


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