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鹿角市十和田大湯の国道103号、大湯川沿いに温泉旅館が並ぶ大湯温泉郷。800年も昔から、大湯川のほとりに自然に湧き出ていた湯を、利用したのがはじまりとされる温泉街である。
その中の大湯温泉は、江戸時代から盛岡藩の湯治場として、親しまれていた歴史ある温泉だ。その温泉を利用して建てた温泉レジャー施設が「ゆとりランド」である。
ここは、入館料1000円でおふろと、25メートル温水プールが自由に利用でき、館内用ウエア、バスタオル、フェイスタオルも貸し出してくれるというからうれしい。
浴室にはシャンプーやボディーソープなどの備品も用意されているので、手ぶらでふらりと訪れても大丈夫。月3回のふろデーには、入館料が半額になるので要チェックだ。
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大湯温泉の近くでは、縄文時代の遺跡・大湯環状列石(ストーンサークル)が発掘されている。奇妙に並べられた組石は、だれがなんのためにつくったのか、謎に包まれたままだが、この温泉では、ストーンサークルミステリーにひたれる。
浴室は「古代の湯」と「神秘の湯」に分かれていて、どちらにも大浴槽、サウナ、ミストサウナ、水ぶろ、露天ぶろがある。さらに、「古代の湯」には円形のストーンサークルぶろ、「神秘の湯」には不思議な雰囲気の洞窟ぶろがあり、ひと味違った温泉を楽しむことができる。
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おふろあがりに人気なのはマッサージ。腕がいいと評判のマッサージ師がいて、つかれもとれ、体が軽くなると好評を得ている。マッサージの注文ができるのは、土・日の午後1時〜7時で、予約が必要となっている。
ゆっくり休める設備も充実している。1階には食事コーナーの隣に、足を伸ばしてくつろげるコーナーがあり、大画面のカラオケ付きの大広間もある。
一人で静かに休みたい人には、2階のレストルームが用意されている。リクライニングシートが 席あり、エアコンで心地よい温度が保たれた快適な空間だ。
車を利用すれば十和田湖まで 分、青森市まで1時間、盛岡市まで1時間という位置にあり、近くには大湯環状列石や、かつて日本を代表する銅山だった尾去沢鉱山を観光鉱山として公開している「マインランド尾去沢(おさりざわ)」、常設公演をしている木造芝居小屋では日本最古の「康楽館(こうらくかん)」(小坂町)などの観光施設があり、ドライブの途中でちょっと立ち寄ってみるのもいい。
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