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「板柳町ふるさとセンター」は、「学んで、遊んで、泊まれるりんごの里」をキャッチフレーズにしてつくられた、リンゴを丸ごと楽しむことができる施設。中核施設となる本館には「りんご資料室」があり、リンゴの歴史や栽培、品種などリンゴに関するあらゆる資料や道具、製品を展示している。本館を中心に、約250種のリンゴの木が栽培されている「りんご品種見本園」では、10月から11月にかけてリンゴのもぎ取り体験ができる「りんごもぎとり園」、農産物直売所「とれたて市」、「りんご加工場」、温室などが並んでいる。
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奥に進むと総ヒバ造りのコテージが6棟建っており、その向こうに「工芸館」、温泉大浴場とレストランのある「青柳館」、バーベキューガーデン、芝生広場などがある。
「青柳館」内の温泉大浴場は、体の芯まで温まるお湯が人気の温泉だ。早朝7時から夜9時までと入浴時間が長く、朝から晩までひっきりなしに地元の人や近隣市町村の人たちが訪れる。
ほんのり黄色がかったお湯は、なめると少ししょっぱい。こぢんまりとした落ち着いた雰囲気の浴室で、サウナもついている。公共温泉には珍しく、石けんやドライヤーなどの備品があるので便利だ。
コテージの宿泊客も自由に利用することができるので、家族で利用する人も多い。
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レストラン「Ringo Work」では、旬の味覚を盛り込んだ和食、洋食さまざまなメニューを用意している。
「Ringo Work」とは、「ふるさとセンター」で開発しているリンゴ製品のブランド名。リンゴの木から実まで、あらゆる部分を素材として加工しているので「板柳町のリンゴは働き者」という意味でつけられたブランドだ。天然果汁100%のジュース、リンゴの果肉入りのデザートソース、リンゴケチャップ、リンゴのドレッシングなどの加工食品をはじめ、「工芸館」でつくられたバラエティー豊かなリンゴの加工品がある。
「工芸館」には、リンゴ草木染め工房や、リンゴ菓子工房、リンゴの木の皮を編んで作る民芸品「林寿」工房、うわ薬にリンゴの木の灰を使った焼き物「ばんりゅう焼」工房などがある。商品の開発が目的の工房だが、一般の人々の体験学習も受け入れているので、いろいろな形でリンゴを楽しんでみるのもいい。ただし、事前に予約が必要だ。
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リンゴのすべてがつまっている
「ふるさとセンター本館」
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