|
寛永3年(1626)に発見され、その後南部藩の指定湯治場となり、別名「侍の湯」とも呼ばれていた金田一温泉。また、温泉の近くからは1500万年前のユダクサ亀の化石が出土するなど歴史を感じさせるエピソードが多い地だ。
金田一温泉から国道4号を南下するコースは風光明媚なドライブコース。清流、荒瀬、峡谷の織りなす自然のハーモニーが楽しめる。県北随一の景勝地、馬淵川(まべちがわ)と安比川(あっぴがわ)の合流点にそびえ立つ夫婦岩、男神岩(180m)女神岩(160m)がある「馬仙峡(ばせんきょう)」へも車で10分で行ける。
また北東へ約3km行くとニセアカシア、クルミ、ミズナラなどの雑木林と野鳥の集まる「市民の森」がある。市民の森としては日本一の200ヘクタールの広さを誇り、木々が芽吹く5月の第2日曜日に森開きが行われる。
|
|
「金田一温泉センター ゆうゆうゆ〜らく」は、観光の活性化対策の一環として市が主体となって平成10年に開設した日帰り温泉施設だ。
施設の外観は緑色の三角屋根がトレードマーク。広々とし天窓のあるロビー、渡り廊下、大浴場、休憩室と、館内はどこも木肌のぬくもりと採光を生かした明るい空間で心が安らぐ。
二つの大浴場には木の香漂う大きなヒバ風呂、十和田石を敷き詰めた岩風呂があり、それぞれ一度に50人は入れそうな大きさで、1週間ごとに男女入れ替えとなる。ほかに泡の噴出で全身の血行をよくするバイブラバス、湯圧で筋肉をもみほぐす打たせ湯、水風呂、寝湯があり、ヒバ風呂にはドライサウナ、岩風呂にはスチームサウナも付いている。ラジウムを含むお湯のおかげで、身体がツルツルし湯上がりも湯冷めしにくい。
休憩室は1階にリクライニングチェアのある洋室、2階に50畳の和室を備えている。どちらも禁煙だが館内には喫煙コーナーが設けられていて、喫煙者も気兼ねなく過ごせる。ソフトドリンク、牛乳、アイスクリームなどの自動販売機も充実。また、ラーメン(450円)、天ぷらそば(380円)など手ごろな料金の食堂が1階にある。
大小タオル(100円)、大小タオルと館内ウエアのセット(300円)も貸し出しているので、行楽の途中で気軽に立ち寄ることができる。
|
|
>
天井の高い和室の無料休憩室
| |