岩手県

奥中山高原温泉
朝朱(あさあけ)の湯
岩手の公共温泉(無明舎出版編)より
岩手の公共温泉 九戸・二戸エリア 

ガラス越しに壮大な朝焼けが見える
入浴のみ
500

10時〜22時
-
ところ:二戸郡一戸町奥中山
字西田子662―1
電 話:0195−35−3131

 眼下に町並みが見える大浴場
 岩手県北部、奥羽山脈と北上(きたかみ)山脈の中間、標高300〜1000mの広大な高原に「奥中山高原温泉 朝朱の湯」がある。
 温泉が湧いてから丸 年の若い施設だが、開設当初の予想を大幅に上回る人気が続いているという。町から離れているにもかかわらず、入湯者が絶えず、開館時間前から並んで待つお客さんがいるほどだ。
 この施設の自慢は、大浴場から見える雄大な景観。眼下に見下ろす町並みのかなたに、一帯が朱に染まる壮大な朝焼けが見えることから施設の名前がついた。ただし、日帰り入浴は午前 時からの受け付けになるので、朝焼けのパノラマ観賞は宿泊者のみの特権になる。

 周囲はレジャー施設も充実
 地下1200mから毎分300 と豊富に湧出する温泉。大風呂、バイブラバス、ジェットバス、電気風呂、露天風呂など8種類の風呂で楽しめる。2つの大浴場は浴槽の形が異なっていること、サウナがドライサウナとスチームサウナであることから、1週間ごとに男女ののれんを交換することになっている。泉質はナトリウム―炭酸水素塩泉で皮膚病や火傷などに効能があり、飲用すれば糖尿病や痛風に効能があるという。
 大浴場の東側壁面はすべてガラス張りで、その向こうに露天風呂がある。湯温は熱めだが、涼やかな外気の中で入る露天風呂は心身をリフレッシュしてくれる。
 湯上がりの休憩には、温泉棟2階の大広間が自由に使えるようになっているほか、宿泊棟の和室の個室を3時間まで2000円で利用できる。
 またグループで温泉と食事を楽しみたいなら、個室休憩、温泉入浴、お酒またはジュース1本、コース料理がセットになった日帰りプラン(コース料理の品数によって3500円と4500円)も用意されている。
 施設の裏にはパウダースノーの奥中山高原スキー場、周辺にはキャンプ場のある高森(たかもり)高原、プラネタリウムのある銀河牧場一戸(いちのへ)町観光天文台がある。秋には5ヘクタールの面積にコスモスが満開になるコスモスパークなどのレジャースポットもあり、自然に触れ合う旅の拠点としてもおすすめだ。

広い間取りの休憩室

自然を体感できる露天風呂

オープン以来、地元の人にも人気

●アクセス
〈車〉八戸自動車道一戸ICから国道4号経由で30分。東北自動車道滝沢ICから国道4号経由で60分
〈JR〉東北本線奥中山駅から車で10分

●温泉データ
泉  質 奥中山高原温泉(煌星「きらぼし」の湯)
泉  質 ナトリウム―炭酸水素塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
泉  温  60.9度
効  能 一般適応症のほか、切傷、火傷、慢性皮膚病

●利用データ
入浴のみ 大人500円、小学生250円
入浴時間 10 時〜22時(受付21時)
定 休 日 年2回(スキー場OPEN/CLOSE時に1週間ずつ)
駐 車 場 300台 
宿泊料金 7500円〜
チェックイン/アウト  15時/10時
送  迎 あり(15人以上・冬期は除く)
数値等のデータは2002年現在のものであることをご了承下さい。

無明舎Top ◆ 旅ガイドMENU