|
「道の駅」とうほくガイド(無明舎出版編)より |
|
|
秋田県の北西部、青森県境に程近い峰浜村は、世界遺産である白神山地の懐に抱かれた、人口約5千人の村である。日本海をのぞむこの地に新しくオープンした道の駅「みねはま」は、能代市から国道101号を15分ほど北上したところにある。愛称は、この周辺によくタヌキが出たことと、地名のホンコ谷地をもじり、「ポンポコ」というユーモアある名前がついた。 村全体が豊かな自然にあふれ、村の中央部を横断して流れる水沢川の清流にはイワナなどの渓流魚が数多く生息しており、多くの釣り人たちが訪れる。 | ||
江戸時代の紀行家で、秋田を中心に北東北地方をくまなく旅して歩いた菅江真澄が「桃源郷」と詠った「手這坂地区の茅葺き屋根集落」や、美しい夕陽で知られる「水沢サンセットビーチ」、夜になると幻想的な風景が楽しめる「ホタルの里」など、海と山の光景を楽しめる観光スポットも数多く、ふるさとの魅力を存分に堪能することができる。 |
平成11年8月に道の駅となった「ポンポコ101」は、レジャー施設やイベント広場などが集まるポンポコ山の入り口にある。物産販売所と「石川そば」を食べることのできる食堂、製粉室、そば打ち体験室、村の紹介コーナーがある「おらほの館」と無料休憩室、トイレがある「ポンポコ101」が中心施設となっている。他にラベンダーを中心にした「西海岸ハーブ園」、芝生が敷きつめられた「エントランス広場」などがある。ハーブ園では毎年6月にラベンダー祭りが開催されている。 「おらほの館」にある野菜直売コーナーでは地元の特産品を販売。新鮮な野菜を中心に漬物、ハチミツなどが売られている。 「石川そば」は村内の石川地区で300年以上前から作られてきたそばで、集落内で生産、製粉からそば打ちまでの全ての工程を行ってきたものだが、以前から一部の愛好者に人気があった。この「石川そば」を「おらほの館」で食べることができるようになり、大いに賑わっている(ざるそば650円、やまかけそば、てんぷらそば各550円)。 そば打ち体験コーナーでは約2時間の工程で手作りのそばを味わうことができる。5人前で4000円ぐらい。 「ポンポコ101」の隣のポンポコ山にはふるさと交流センター、夕陽の見えるサンセットタワー、バンガローなどがあり、道の駅と一緒に楽しめるようになっている。 |
新鮮野菜と農産加工品が並ぶ | 「ポンポコ101」の情報コーナー | お昼時は満席になることもある「そば処」 |
●峰浜村ふるさと交流センター 体験教室あり 0185−76−3322 | |
道の駅に隣接する「峰浜村ふるさと交流センター」 |
|
数値等のデータは1999年現在のものであることをご了承下さい。 |