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「道の駅」とうほくガイド(無明舎出版編)より |
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大曲市から国道105号を北上し、10分ほど走ると右手に道の駅「なかせん」がある。中仙町は秋田県有数の米の産地として知られているので、道の駅は米をテーマにして造られている。建物も白い壁に黒い屋根の、米蔵をイメージした平屋になっている。 米所、ドンパン節、ジャンボウサギコンテストなどで有名な中仙町だが、ここは県内唯一の国宝のある町でもある。昭和28年に国宝に指定された「線刻千手観音等鏡像」は青銅製の鏡で、「水神社」に祀られている。 道の駅から3分程のところに、「八乙女公園」がある。2000本もの桜の木が植えられていて、春にはさくらまつりが行われる。テニスコートや野球場もあり、スポーツも楽しめる。 |
「こめこめプラザ」の入り口から入ると、広々とした米資料展示コーナーがある。ここでは「あきたこまち」の誕生と生い立ちを紹介するとともに、中国や韓国、インド、フィリピン、アメリカ、イタリア、フランスなどの国で生産されている稲・米の展示も行い、それぞれを比較している。 米資料展示コーナーの奥には、170インチの大型スクリーンが備えられた情報センターがあり、映像を使った会議や研修、情報交換などに使われる。 右手に、特産品販売コーナーがある。稲庭うどんなど県の特産品や、中仙町の特産品である「杜仲茶」(1000円)、「杜仲麺」(250円)、あきたこまちで作った各種おかきなどが並んでいる。 レストラン「やおとめ」では、本場のあきたこまちを使用したご飯が試食できる。町の特産である「杜仲麺」(550円)や「あきたこまち麺」(550円)などのメニューがそろっている。 入り口の左手は加工施設になっていて、外の通路から中を見学できるようになっている。ここで製造しているのは、もち米100パーセントのおかきなど、あきたこまちの加工品。餅つきから焼きあげまでの工程が丁寧に行われている。 外に野菜直売所のテントがある。農協の人たちが当番制で自分の家で作った野菜を持ち寄っている。 駐車場の一部には角館〜横浜間を走る夜間長距離高速バスの停留所がある |
開放的な無料休憩所 | 米資料展示コーナー | 特産物販売コーナー |
●八乙女公園 ●線刻千手観音等鏡像 水神社に祀られている秋田県内唯一の 国宝。毎年8月17日に一般公開される。 ともに問合せは、中仙町企画開発課 TEL: 0187ー56ー2112 | |
桜が美しい「八乙女公園」 |
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数値等のデータは1999年現在のものであることをご了承下さい。 |