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「道の駅」とうほくガイド(無明舎出版編)より |
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国道102号を十和田市から十和田湖へと向かう。15分ほど走ると左手に芝生を敷き詰めた公園が現れる。ここが「奥入瀬ろまんパーク」だ。 この一帯は円形のログハウスを中心に、芝生広場や「コニファーガーデン」(イギリス風庭園)が整備されている。十和田湖町では「アルカディアタウン(理想郷)」と称した町づくり計画を進めているが、ここは理想郷の名にふさわしい町の新しい顔として注目されている。 十和田湖町は、水の色がカルデラ湖独特の神秘的な青さの十和田湖に接する青森県南部の町。町には十和田湖を水源とする奥入瀬川が流れている。途中、ブナ林の沢水を集めながら流れ下りる奥入瀬の水は品質も最高。駅名にもなった奥入瀬の水が育んだ町の特産品も多く、町にとっても命の水である。 | ||
その奥入瀬川に沿うように国道 号が通っているので十和田湖からここまでは恰好のドライブコースにもなる。特に上流の「奥入瀬渓流」の清々しい渓流美は圧巻。14キロメートルの自然林を滝や急流、淀みなど変化に富んだ流れで見る人の目を楽しませてくれる。 |
ここは観光物産館「四季彩館」を中心に、芝生広場や噴水を整備したゆったりとした公園になっている。 「四季彩館」では奥入瀬の水の恵みを受けて育った長芋や山芋、ほうれん草などの野菜を直売している。奥入瀬のミネラルウォーター「奥入瀬源流水」(500ミリリットル・130円)が買える他、中の喫茶コーナーでは奥入瀬の水でいれたコーヒーを飲むことができる。好評なのはおからが入った「こまちドーナツ」(5ケ入・250円)。土日・休日には1個60円で実演販売もしているが、行列ができるほどの人気。他にも、「こまちクッキー」、「奥入瀬地麦酒ゼリー」なども好評だ。 隣に建つのはステーキとバーベキューの「味蕾館」。特産の黒毛和牛「十和田湖和牛」のステーキやしゃぶしゃぶをオリジナルワインや地ビールと一緒に味わえる。 地ビールをもっと味わいたければ4種類のビールが揃う右隣の「奥入瀬麦酒館」へ。地ビールのスタンド販売もあるのでビールとソーセージなどのつまみを買って、芝生でジョッキを傾けるグループも。 手作りハウス「味楽工房」では地元で採れた農・畜産物を加工・製造し、販売している。既にソフトクリームなどの乳製品は販売しており、さらにオリジナルソーセージ・ベーコンの製造販売に向けて取り組んでいる。製造の様子を見学できるのも人気だ。 |
「四季彩館」にはふるさとの特産品が並ぶ | 大人気のおから入り「こまちドーナツ」 | 地ビールファンで賑わう「奥入瀬麦酒館」 |
●十和田湖 ●奥入瀬渓流 ●松見の滝 「日本の滝100選」に選定 ともに問合せは、十和田湖総合案内所 0176-75-2506 | |
東北を代表する観光地の1つ、奥入瀬渓流 |
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数値等のデータは1999年現在のものであることをご了承下さい。 |