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「道の駅」とうほくガイド(無明舎出版編)より |
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福島市から国道115号を西南方向へ走り、途中から標高を重ね、曲がりくねった山道を登っていくと、道の駅「つちゆ」に到着する。福島市内からおよそ30分ほどの距離である。 標高800メートルほどのところにある道の駅からは福島市内の素晴らしい景色が一望できる。 国道115号は福島市方面と会津・猪苗代方面を結ぶ山岳道路で、あたりには土湯、野地温泉をはじめとした歴史ある名だたる温泉が数多く点在する。 |
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裏磐梯高原の山と湖沼のおりなす美しい景色や、2千メートル級の山々が続く、火山特有の荒々しい山容の吾妻連峰。それらをつなぐ磐梯吾妻スカイラインをはじめとする5本の有料道路があり、南東北を代表する観光地として訪れる人は多い。 |
道の駅は、標高800メートルを超える、気象条件の厳しい山岳道路の入り口にあり、この道の駅が発する情報サービスは、利用者にとって貴重な情報となっている。 また周囲には手頃なトイレ、休憩施設がないため、ドライバーの信頼も厚い。 施設は地域の特産品を販売する売店コーナーと軽食コーナーが中心になっていて、観光情報コーナーや道路情報コーナーも併設されている。 売店コーナーでの一番人気は「笹だんご」(8ケ入・630円)。他にも温泉卵の「がんば卵ショ!」(10ケ入・840円)や地元の荒井地区で生産したコンニャクを使った「金蒟館(きんんこんかん)」(310円より)も人気で、こちらはかぼちゃ、にんじん、ごま、くるみ入りなど種類も豊富だ。 軽食コーナーでは、山菜そば、天ぷらそば(各380円)、カレーライス(410円)などのほか、ポケットピザ(180円)、イタリアンピザ(300円)、バニラソフトクリーム(250円)も食べることができる。 道の駅の入り口前では、地下水をポンプで汲み上げ、誰でも自由においしい水を飲んだり、ペットボトルに詰めて利用できるようになっていて評判が良い。 公衆トイレの中には、沢水を引き込んで作ったミニ滝があり、清涼感を与えてくれる。 平野部にある大型の道の駅とは違い、施設は大きい方ではないが、若いはつらつとしたスタッフがドライバーや利用者へ真心こもったサービスを提供していて、峠の茶屋として道の駅本来の姿を感じさせてくれる。 |
一番人気は「笹だんご」 | おいしいそばが評判 | ズラリと並ぶ各種コンニャク |
●温泉 周辺は温泉地帯で、土湯、新野地赤湯、野地、岳、幕川、横向、鷲倉などの温泉がある。 問合せは、福島市役所観光課 024―535―1111 ●四季の里 024―593―0101 ●東北サファリパーク(二本松市) 0243−24−2336 | |
福島県でも指折りの大温泉街「土湯温泉」 |
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数値等のデータは1999年現在のものであることをご了承下さい。 |