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「道の駅」とうほくガイド(無明舎出版編)より |
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喜多方市から裏磐梯を通り猪苗代方面を結ぶ山岳道路・国道459号の中間地点、檜原湖(ひばらこ)西岸のすぐそばにある。磐梯朝日国立公園内にあるため周囲の景観に配慮した木肌の建物。可愛らしいとんがり屋根がアクセントになっている。 磐梯高原一帯は檜原湖や小野川湖、秋元湖、五色沼をはじめ、磐梯山の大噴火(明治21年)で生まれた美しい湖沼がたくさん点在し、噴火で頂上部が吹き飛んだ荒々しい山容と森林・湖沼が織り成す見事な景観は人気が高い。 |
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冬は一大スキー場地帯。温泉も数知れず、キャンプ場や探勝路もあって年間を通じての観光ゾーン。「磐梯山噴火記念館」に立ち寄り往時に思いを馳せるのもいいだろう。足をのばせば、喜多方市や会津若松市で歴史ある町並みや多くの史蹟、博物館めぐりなどを堪能できる。 |
建物正面を入ると林産物展示販売コーナー。古くから木地師(きじし)が多かった土地柄だけに、木工製品(日用品から大型の家具まで)が多い。地元・北塩原村の有機米や山菜・キノコ類、「火の山まんじゅう」、入口での朝採り高原野菜販売も好評だ。 館内右手は食堂(36席)兼無料休憩室。この地方は昔からそばの栽培も盛んで、地元のそば打ち名人が毎日手打ちしたそばを中心にしたメニューが用意されている。他に喜多方ラーメン、うどん、山菜ピラフなども。 裏磐梯は東北有数の大観光エリアだが、そのわりに従来は公営の休憩施設が余り整っていなかった。規模は大きくないものの道の駅「裏磐梯」が絶好のロケーションに設置されたことで、多くのドライバーに喜ばれている。 とんがり屋根の展望室からは檜原湖や周囲の山々の素晴らしい景色を見渡すことができ、駅とその近辺から眺める磐梯山や檜原湖も絶景。カメラ好きの人には、撮影ポイントに事欠かない道の駅である。 |
入口に並ぶ朝採り高原野菜 | 農産物、山の幸、木工品が揃う | そば打ち名人による「手打ちそば」 |
●磐梯山噴火記念館 磐梯山大噴火の様子を伝える資料等を展示する火山博物館。立体映像「3Dワールド」併設。模型により噴火の模様を再現するコーナーも。 0241−32−2888(噴火記念館) 0241−32−2333(3Dワールド) ●早稲沢浜キャンプ場 檜原湖の東岸。最多300張り(バンガローあり)。湖周辺には多くの探勝路がめぐらされ、ハイキング・サイクリング・フィッシング・バードウォッチングなど様々に楽しめる。キャンプ場近くに早稲沢温泉。 0241−34−2161(キャンプ場) | |
湖に映る磐梯山 |
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数値等のデータは1999年現在のものであることをご了承下さい。 |