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「道の駅」とうほくガイド(無明舎出版編)より |
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盛岡市から国道106号を東へ向かって30分ほど走ると、長いトンネルを抜けたところに高原が広がっている。道の駅「区界(くざかい)高原」はすぐ左手に、広大な牧草地を背にしている。道の駅の付近一帯は草原や白樺林といった自然に恵まれ、岩手県の自然環境保全区域に指定されている。この区界高原のある川井村は、「赤ベコ」とよばれる日本短角牛のふるさとであり、良質の牛肉生産基地となっている。 国道106号を5分ほど東に向かうと、「区界ウォーキングセンター」がある。これは、ハイキングをする人のための休憩施設として造られたもので、休憩室にはシャワーも備え付けられている。 |
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さらに20分ほど走ると、「山びこ産直館」がある。地元農家で作られた野菜や果物などの直売が行われていて、道の駅とともに村おこしの重要な役割を担っている。 |
広い駐車場を前にして、三つの建物がある。真ん中にあるのが「案内所」と「おみやげの店」。「案内所」には道路情報や観光情報のパンフレットが置いてある。イスやテーブルもあり、くつろげる場所だ。 「おみやげの店」では、川井村の特産である「シソや黒豆」などを使った食品が販売されている。「黒豆みそ」(600グラム・1000円)や「がっくらキムチ」(250円)、「がっくら漬」(250円)が主な特産品だ。一番人気はジュースで、「かわいペリーラ」(シソジュース)と「かわいブラックビーンズ」(黒豆ジュース)の2種類がある。(ともに650円)。変わり種として話題を呼んでいるのが区界高原アイスクリームの「ペリーラ」(シソ味)。ジュース、漬物、キムチは村内の工場で作られていて、ジュースは関東にも出荷しているという。 左側に建つのはレストラン。メインメニューはやはり「赤ベコステーキランチ」(1980円)。本格的なステーキが手頃な価格で味わえるのがうれしい。他にも「かわいキムチラーメン」(800円)、味噌と醤油をミックスしたあんかけ風の「ダールラーメン」(620円)など、川井村ならではの味が楽しめる。 |
「道の駅スタンプラリー」のスタンプを押すドライバー | 川井村の特産品が並ぶ「おみやげの店」 | 落ち着いた造りのレストラン |
●北上山地民俗資料館 問合せは、川井村物産観光協会 0193−76−2111 ●区界ウォーキングセンター 0193−77−2216 ●山びこ産直館 0193−85−5011 | |
重厚な資料が並ぶ「北上山地民俗資料館」 |
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数値等のデータは1999年現在のものであることをご了承下さい。 |