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「道の駅」とうほくガイド(無明舎出版編)より |
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仙台市から東北自動車道を南下 し、白石インターチェンジで降り、国道4号を福島方面へと向かう。白石川を渡ったところで国道 号に入り、山形県に向かって走ると20分ほどで左手に見えてくる。 |
宮城県最大のダム「七ヶ宿ダム湖」に臨んで建ち、湖のパノラマを楽しめるように窓を大きく作った建物だ。駅名の「ありや」はここから西北2キロメートルのところにそびえる「阿里屋(ありや)山」からとった。尖った岩山で古代から物見台、ノロシ台として諸豪族に重用された山砦の一種とされている。 七ヶ宿町は、山形県と福島県に接する宮城県西南端の町。かつて出羽国(山形・秋田)と陸奥国(東北の太平洋側)を結ぶ旧羽州街道(山中七ヶ宿街道)が通り、関、滑津(なめつ)、峠田、湯原などの七つの宿場があったことから町の名となった。現在も残っている参勤交代の際の宿泊所だった脇本陣「安藤家」や、伝説を持つ「振袖地蔵」などの歴史を訪ねて歩くのもおもしろい。 |
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また、「七ヶ宿町水と歴史の館」では歴史民俗資料や水とダムに関する展示をまとめて見ることができる。他にも「長老湖」や「滑津大滝」といった景色の美しいスポットが多く穏やかな田舎の風情を味わえる。 |
建物の1階は休憩所と自販機コーナー。土、日、祝日は「ソフトクリーム」「玉コンニャク」などの軽食コーナーがオープンする。 2階は、物産コーナーとレストラン。湖を眺めながらの食事を楽しめる。岩魚フライの「湖水セット」(1600円)、「和牛ステーキセット」(2600円)や、夏は地場産りんごエキスをベースにした「冷しゆり麺」(900円)がお奨めだ。物産コーナーでは山菜やキノコの加工品に加え、蔵王山麓の「南蔵王天然水」(2リットル・320円)やチーズなどが売られている。また、近くの山中にある石窯で焼いている炭も置いている。この炭は備長炭に負けない品質で、ご飯に入れて炊くとおいしく炊き上がる。 湖畔は公園になっていて、駐車場から階段で下りて行く。すべり台もついているので、下まで約40メートル滑って下りて行くこともできる。 |
1階の軽食コーナー | 2階のレストラン | 湖に向かって滑るロングすべり台 |
●旧羽州街道(山中七ヶ宿街道)の宿場町 ●長老湖・滑津大滝 いずれも問合せは、七ヶ宿町商工観光課 0224―37―2111 ●七ヶ宿町水と歴史の館 (七ヶ宿ダム自然休養公園内) 0224―37―2739 | |
「七ヶ宿町水と歴史の館」 |
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数値等のデータは1999年現在のものであることをご了承下さい。 |