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「道の駅」とうほくガイド(無明舎出版編)より |
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山形自動車道の寒河江インターチェンジで降り、国道112号を鶴岡方面に5分ほど走る。右手に現れる大きな施設が道の駅だ。 寒河江市は、さくらんぼの品質、収穫量ともに全国でもトップクラス。さくらんぼが実をつけ始める6月から7月にかけては、さくらんぼ狩りやさくらんぼにちなんだイベントが数多く開催され、多くの観光客が訪れる。 ここも、その特産のさくらんぼにこだわった施設。さくらんぼにちなんだいくつもの施設が集合しており、さくらんぼの一大テーマパークとなっている。広大な敷地は総面積 万平方メートルと東北最大規模だ。中心街や果樹園にも近く、山形自動車道を降りてすぐと、立地条件も非常に良い。施設の充実度、入場者数どれをとっても東北を代表する活気に満ちた大型の道の駅だ。 |
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6月にはさくらんぼ祭りが催され、周辺には「観光さくらんぼ園」が点在する。桃やぶどうといった果樹園もあるので、長い期間フルーツ狩りを楽しむことができる。 また、東北屈指の巨刹「慈恩寺」へも車で10分。かやぶきの本堂や木造阿弥陀如来像は国重要文化財の指定を受けているだけに必見。入場料500円で解説も行ってくれる。 |
食事や物産品のショッピングが楽しめる、1000人収容の「チェリーランドさがえ」がまず出迎えてくれる。売店というよりもむしろスーパーマーケットのような観光物産センターは山形県の物産品なら何でも揃う。1階にはレストランもあるが、駐車場に面して設けられている立ち食いコーナーから漂う香りが食欲を誘う。イカ焼きやホタテの串焼きの他に、変わり種として、牛肉にスパイスをしみこませ串焼きにし、そぎ切りにして野菜と合わせて食べる「シシケバブ」というトルコ料理も人気だ。 隣接したピンク色の入り口の建物は「さくらんぼ会館」。道路情報サービスの他、さくらんぼの博物館にもなっている。ここで必ず行きたいのは1階のジェラートショップ。250円のジェラートを求めて行列が絶えない人気ショップなのだ。売れ筋は、ごま、米、紅花、バラ、赤ワインの順。珍しい味を全種類食べようと通う利用客もいるとか。 他に、さくらんぼ原産地トルコのエキゾチックな建物「トルコ館」、ギャラリーとして利用できる円錐形の「チェリードーム」、木造の茶室「臨川亭」、110種類ものさくらんぼを植栽する「国際チェリーパーク」「河川敷公園」など盛りだくさんの内容だ。 |
トルコの王宮をイメージさせる「トルコ館」 | 人気のジェラートショップ | トルコ人が作る本場の「シシケバブ」がおいしい |
●観光さくらんぼ園 問合せは、観光農業案内所(「さくらんぼ会館」内) 0237−86−1811 ●慈恩寺 0237−87−3993 | |
慈恩寺境内の三重の塔 |
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数値等のデータは1999年現在のものであることをご了承下さい。 |