山形県

厚生年金 ハートピア山形
山形の公共温泉(無明舎出版編)より
山形の公共温泉 村山地区 

蔵王連峰を正面に、自慢の展望大浴場
日帰り入浴
400

(大人)
10時〜15時
-
住所:山形市大字黒沢319-2
電話:023-688-4411
FAX:023-688-5617

 やさしさがモットー
 山形市の黒沢温泉地区に昭和49年8月オープンした厚生年金くろさわ荘が前身である。同荘の設置に際しては山形市の要請で軽費老人ホームを併設し(20室)、土地は市が無償で貸与していた。その後施設の老朽化が進み、土地も有償化されたため買い取って、新たに立て替えたのが「ハートピア山形」という訳だ。もちろん旧施設解体に先立って、ホームに入居していたお年寄りたちはそれぞれ他のホームや自宅などに移っている。(財)厚生年金事業振興団の運営。平成11年4月、全面リニューアルオープン。「ハートピア」の名に込められた〈まごころ・やさしさ・ふれあい〉のモットーは、老人ホームを併設していた「くろさわ荘」時代の精神を継承しようとの気持ちからという。

 建替えでイメージ一新
 施設のスケールや内容は全く一新、昔のイメージは無い。打ちっぱなし のコンクリート壁が涼感を醸し出す鉄筋5階建ての大規模な建物に客室36室(和室20・洋室11・和洋室5。うち身障者対応客室1。宿泊定員104名)、大宴会場(114畳。2分割可)、小宴会場(24畳。2分割可)、大会議室(200名収容)、中会議室(80名収容)、小会議室2室(30名&20名)、展望大浴場(男女各1。バイブラ・露天風呂・遠赤外線低温サウナ付き)、リラックスルーム(日帰り入浴者用休憩室)、チャイルドルーム、レストラン(126席)、ゲームコーナー、娯楽室(麻雀)、カラオケルーム2室を備える温泉リゾートホテルに生まれ変わった。

 蔵王連峰が一望
 最上階(5階)にある自慢の展望大浴場からは蔵王連峰を眼前に一望できる。同じ階のリラックスルームは2方向がガラス張りで、眺めが特に素晴らしい。客室も全て東向きに配され、蔵王連峰を見ることができる。浴槽は「くろさわ荘」より格段に大きくなり、倍の湯量を注いでいるという。
 身障者対応客室を含む和洋室と洋室にはそれぞれバス・トイレが付き(バスは沸かし湯)、和室も全てトイレ付き。宴会場は床の間をレールで簡単に移動して2つに仕切れる方式になっている。
 黒沢温泉は山形市街地と上山(かみのやま)の中間にあるので、両市の数多い観光スポットを好みに応じて回るのもいい。高齢者だけでなく家族連れや若者にも十分対応できる内容を整え、「静けさと蔵王の眺望」が魅力の「ハートピア山形」は、宮城・埼玉・東京・横浜からも多くの客を迎えている。

広いロビーには清涼感が漂う

快適な大施設に生まれ変わった
126席もある大食堂
チャイドルルームもゆったり安心

●アクセス
JR山形駅から車で約15分、高松葉山温泉行きバス(南山形経由)で約20分、黒沢温泉前下車、徒歩数分
山形自動車道・山形蔵王ICから車で約20分

●温泉データ
源 泉 名 真室川源泉
泉  質 ナトリウム―硫酸塩泉
      (低張性中性高温泉)
      (高張性弱アルカリ性高温泉)
泉  温 46.7度
効  能 一般的適応症のほか慢性皮膚
      病・慢性婦人病・動脈硬化症

●利用データ
日帰り入浴時間
 10時〜15時
日帰り入浴料金
 大人(中学生以上)400円・子供300円
 サウナは500円(入浴料込み)
宿  泊 2食付(税別)8100円〜
イン&アウト 15時/10時
*厚生年金受給者と小学生は
 6700円〜。
 加入者は7400円〜。
定 休 日 日帰り利用は毎週水曜日。
      宿泊は施設点検日を除き無休。
数値等のデータは2000年現在のものであることをご了承下さい。

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