No31−万年筆で手紙−
12月8日〜15日
8日（水）11時20分のＡＮＡ便で東京。前日まで、新たにシリーズとして取り組むことになった「ブックレット」の著者対応や、今年最後の愛読者ＤＭなのどの注文に追われ、あわただしく秋田を後にする。なにせ4人しかいないのに、編集長のＡはほとんど製作・企画の仕事で外、編集雑務のＷも書店回り兼務、ただひとりの女性Ｔは注文品発送、電話番で1日中息つく暇もない。それなのに小生だけがのんびり東京に行くのだから気が引ける。飛行機は新しい第2ターミナル着、それはそれでいいのだが出口まで遠いこと。いい運動にはなるが、これではバスで運ばれるＪＡＬとどっこいどっこいだ。事務所に着き、いつものように掃除、1週間の生活準備。だいぶすばやく片付けられるようになった。すぐに外出。歩いて神保町に出て「金ペン堂」で万年筆修理の相談。いろいろ親切に教えてもらうが、小生の万年筆の問題点は「インク」であることを指摘される（帰って古い万年筆を水洗いしインクを代えたら本当にすらすら書けるようになった）。夕方からＹ社のＭさんに会い、日暮里まで出て「根津の甚八」というなかなかに風情ある居酒屋でいっぱい。神楽坂まで帰ってくるとＡ書店のＦ君とバッタリ。女性連れだったので近くのおしゃれなバーに入り3人で飲む。秋田にいると1週間で2，3人ぐらいの人としか接触がないのに東京に来ると一日で1か月分の人と話をしたくらいしゃべっている、というのも不思議な感じ。
9日（木）昼に中野のＴ書房のＯさんが事務所に見える。一緒に神楽坂で親子丼。その1時間後、山口から東京本社に移動になったばかりのＫ通信Ｍさん来る。事務所で2時間ほど積もり積もった話。夜の散歩は秋葉原経由で1万2千歩。散歩の帰り道、坂の途中で居酒屋の客を店先で送り出す息子の姿を見てしまう。若者向けの創作おでん屋で皿洗いのバイトをしているのだが、なんとなく恥ずかしくて声をかけずにそそくさと回り道。
10日（金）朝10時起き。外に出ずに夕方までデスクワーク。秋田はかなり忙しいらしく、頻繁にファックスやメールが入る。夕方から神保町で地方小の忘年会に出席。ゲストで大手出版Ｓ社のＯ氏も来ている。終わってＫ社長とＯ氏の3人で近くの喫茶店で2次会。そのあと銀座まで出てＯ氏の友人の店で痛飲。12時を回っていたが歩いて神楽坂まで帰る（という意欲だったが）桜田門まで来たところで道を間違え皇居を大回り。東京ＦＭのビル前でタクシーを拾うが、運転手が飯田橋周辺の地理に不案内で一方通行の路地に入り、そこで下ろされ結局歩いて帰ってくる。銀座から6千歩ほど歩いた計算。
11日（土）昼近くまで寝る。昼からたまった仕事を集中的にこなす。土日に働くのはお家芸のようなもので人が休んでいるときに働くのは快感である。というか、これはフリーランス稼業の気休め。メールや手紙書き、秋田から送られてきたゲラや印刷物のチェックと、土日の仕事は能率が抜群にいい。夕方外出。神保町の名舌亭で女性たちばかりの飲み会に参加。フリーのライターや書店員、販促会社のかたがたで、みんなよく勉強しているので刺激があり楽しい。若い作家や編集者、本の話題にほとんどついていけない。2次会も神保町のおしゃれなバーで。女性たちは生活感のある話題がないのがいいのかも。
１2日（日）またしても昼近くまで寝てしまう。息子が週末近所のおでん屋で夜中の3時過ぎまでアルバイトをしているので、4時ころ帰ってくる。今日一日は机に向かわないと心に決め、ゆっくり江戸川べりを散歩。野間記念館で「村上豊の世界」展、隣の椿山荘の庭園をひと回り。結婚式でホテル内はごった返している。帰って、息子のリクエストで「コロッケ」作り。マンションの真下に「マンヂューカフェ」という饅頭屋さんがオープンしたので、のぞいてみる。食べたらうまい。イラストレーターのＵさんの話だと、若い女性たちに話題の店で元は根津にあったのだそうだ。
13日（月）朝からずっとデスクワーク。10人近くの人に手紙を書く。万年筆のせいで手紙を書くのが楽しい。夕方から散歩をかね神保町へ。5時半から喫茶店からバーに変わる元冨山房地下の「フォリオ」で、復刻をお願いしているＯ社の営業課長と打ち合わせ。終わってひとり名舌亭で夕食。歩いてとぼとぼ事務所まで帰る。
14日（火）本当は今日帰る予定だったのだが、復刻問題で急用ができ、もう一日滞在を延ばす。9時起床。5時間机に座りっぱなしで、いろんなところと連絡を取り合うが東京は担当者不在のケースが多く、すんなりと話がすすまずイライラ。午後から近所を散歩、1万歩。どうやら時間切れ。今回の東京滞在は多くの人と会い、いろんな商談をし、忙しかった。でも出張というのは、この程度の忙しさは常識なのかもしれない。夜は残り物で食事、冷蔵庫の中を意識的に片付ける。神保町まで散歩、7000歩。風呂に入り早めに寝る。
15日（水）秋田と同じ生活時間に戻すため7時起床。東京はうす曇。秋田は雪になるかも。バタバタと朝食をとり、後始末や出発準備をして10時半、事務所を出て羽田へ。いつもの昼の飛行機で秋田着。さあ仕事だ。
8日（水）11時20分のＡＮＡ便で東京。前日まで、新たにシリーズとして取り組むことになった「ブックレット」の著者対応や、今年最後の愛読者ＤＭなのどの注文に追われ、あわただしく秋田を後にする。なにせ4人しかいないのに、編集長のＡはほとんど製作・企画の仕事で外、編集雑務のＷも書店回り兼務、ただひとりの女性Ｔは注文品発送、電話番で1日中息つく暇もない。それなのに小生だけがのんびり東京に行くのだから気が引ける。飛行機は新しい第2ターミナル着、それはそれでいいのだが出口まで遠いこと。いい運動にはなるが、これではバスで運ばれるＪＡＬとどっこいどっこいだ。事務所に着き、いつものように掃除、1週間の生活準備。だいぶすばやく片付けられるようになった。すぐに外出。歩いて神保町に出て「金ペン堂」で万年筆修理の相談。いろいろ親切に教えてもらうが、小生の万年筆の問題点は「インク」であることを指摘される（帰って古い万年筆を水洗いしインクを代えたら本当にすらすら書けるようになった）。夕方からＹ社のＭさんに会い、日暮里まで出て「根津の甚八」というなかなかに風情ある居酒屋でいっぱい。神楽坂まで帰ってくるとＡ書店のＦ君とバッタリ。女性連れだったので近くのおしゃれなバーに入り3人で飲む。秋田にいると1週間で2，3人ぐらいの人としか接触がないのに東京に来ると一日で1か月分の人と話をしたくらいしゃべっている、というのも不思議な感じ。
9日（木）昼に中野のＴ書房のＯさんが事務所に見える。一緒に神楽坂で親子丼。その1時間後、山口から東京本社に移動になったばかりのＫ通信Ｍさん来る。事務所で2時間ほど積もり積もった話。夜の散歩は秋葉原経由で1万2千歩。散歩の帰り道、坂の途中で居酒屋の客を店先で送り出す息子の姿を見てしまう。若者向けの創作おでん屋で皿洗いのバイトをしているのだが、なんとなく恥ずかしくて声をかけずにそそくさと回り道。
10日（金）朝10時起き。外に出ずに夕方までデスクワーク。秋田はかなり忙しいらしく、頻繁にファックスやメールが入る。夕方から神保町で地方小の忘年会に出席。ゲストで大手出版Ｓ社のＯ氏も来ている。終わってＫ社長とＯ氏の3人で近くの喫茶店で2次会。そのあと銀座まで出てＯ氏の友人の店で痛飲。12時を回っていたが歩いて神楽坂まで帰る（という意欲だったが）桜田門まで来たところで道を間違え皇居を大回り。東京ＦＭのビル前でタクシーを拾うが、運転手が飯田橋周辺の地理に不案内で一方通行の路地に入り、そこで下ろされ結局歩いて帰ってくる。銀座から6千歩ほど歩いた計算。
11日（土）昼近くまで寝る。昼からたまった仕事を集中的にこなす。土日に働くのはお家芸のようなもので人が休んでいるときに働くのは快感である。というか、これはフリーランス稼業の気休め。メールや手紙書き、秋田から送られてきたゲラや印刷物のチェックと、土日の仕事は能率が抜群にいい。夕方外出。神保町の名舌亭で女性たちばかりの飲み会に参加。フリーのライターや書店員、販促会社のかたがたで、みんなよく勉強しているので刺激があり楽しい。若い作家や編集者、本の話題にほとんどついていけない。2次会も神保町のおしゃれなバーで。女性たちは生活感のある話題がないのがいいのかも。
１2日（日）またしても昼近くまで寝てしまう。息子が週末近所のおでん屋で夜中の3時過ぎまでアルバイトをしているので、4時ころ帰ってくる。今日一日は机に向かわないと心に決め、ゆっくり江戸川べりを散歩。野間記念館で「村上豊の世界」展、隣の椿山荘の庭園をひと回り。結婚式でホテル内はごった返している。帰って、息子のリクエストで「コロッケ」作り。マンションの真下に「マンヂューカフェ」という饅頭屋さんがオープンしたので、のぞいてみる。食べたらうまい。イラストレーターのＵさんの話だと、若い女性たちに話題の店で元は根津にあったのだそうだ。
13日（月）朝からずっとデスクワーク。10人近くの人に手紙を書く。万年筆のせいで手紙を書くのが楽しい。夕方から散歩をかね神保町へ。5時半から喫茶店からバーに変わる元冨山房地下の「フォリオ」で、復刻をお願いしているＯ社の営業課長と打ち合わせ。終わってひとり名舌亭で夕食。歩いてとぼとぼ事務所まで帰る。
14日（火）本当は今日帰る予定だったのだが、復刻問題で急用ができ、もう一日滞在を延ばす。9時起床。5時間机に座りっぱなしで、いろんなところと連絡を取り合うが東京は担当者不在のケースが多く、すんなりと話がすすまずイライラ。午後から近所を散歩、1万歩。どうやら時間切れ。今回の東京滞在は多くの人と会い、いろんな商談をし、忙しかった。でも出張というのは、この程度の忙しさは常識なのかもしれない。夜は残り物で食事、冷蔵庫の中を意識的に片付ける。神保町まで散歩、7000歩。風呂に入り早めに寝る。
15日（水）秋田と同じ生活時間に戻すため7時起床。東京はうす曇。秋田は雪になるかも。バタバタと朝食をとり、後始末や出発準備をして10時半、事務所を出て羽田へ。いつもの昼の飛行機で秋田着。さあ仕事だ。