梅雨・原稿・ストレッチ
梅雨といっても、「雨が降る日々」という雰囲気ではなくなりましたね。なんとなく雨が多いかな、と言うぐらいの感じでしょうか。
6月もあっという間に終わってしまいました。山は「高松岳」、地震で中止になった「焼石岳」にかわって一人で登った「太平山」、「岩手山」は不動平小屋泊まりで3山。
本は新刊が1点、増刷が2点ほど。最近この増刷が増えて困っています。新刊が予想以上に売れて増刷するわけではなく、10年以上前につくった本の在庫がなくなり、注文が途切れずあるため「やむなく」、というケースがほとんどです。これでは採算がまったく取れません。でも版元の責任ですので、版を切らすわけにはいきません。むずかしいところです。
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持ち込まれる原稿も多くなりました。なかには素晴らしいものもあるのですが、10本中9本は「ボツ」。大手自費出版社の倒産の余波もあるのでしょうが、行き場のなくなった原稿が回りまわって小舎にたどり着くケースもあるようです。どんな宝物が埋まっているかもしれないので、編集者の性で目を通してしまいます。それでなくとも6月は来客や友人たちと外で飲む機会が多く内臓がくたびれているのですが、とにかく目がクタクタに疲れました。7月以降に出す本もなぜかブログものが多く、プリントアウトした膨大な原稿を読み続けたせいもあるようです。身体の中で一番早く老化現象があらわれるのは、小生の場合、まちがいなく「眼」でしょうな。
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忙しい、というのはありがたいことですね。これはもちろん景気がいい、というニュアンスとは違うのですが、とりあえずは目の前の仕事を手一杯かたづけながら前に進んでいる、と思えるのは幸せです。何もやることがなくてボーっとするだけの日々というのも、今年前半には何日かあったのですが5月以降はほとんどありません。7月は5点近い新刊が出る予定です。新聞広告掲載も4社(魁・山新・東奥・北海道新聞など)、山は4つほど計画しています。
調子に乗って疲れを残さないよう、細心の注意を払っています。毎日入念なストレッチをしているのですが、これはお勧めです。疲労回復が早いし、特上の栄養ドリンクを飲んでいるような感じです。登山中やその後に、疲労による足の痙攣に悩まされていたのですが、ストレッチ効果でいまはまったくゼロ。いやストレッチはすごい。
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