謹賀新年
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくご指導、ご鞭撻のほど、お願い申し上げます。
秋田市は年末からこのお正月にかけ、ものすごい吹雪でした。3が日を過ぎて、ようやく少しは天候も緩んできましたが、なんとなく今年の波乱の一年を予感させる荒れ模様です。
どこにも出かけず家と事務所を往復しながら、お正月期間中はおとなしく蟄居していました。子どもたちも帰省せず、来客もなく、実家にも帰らず、元旦登山も中止(天候悪化で)、お天気とは裏腹に静かで穏やかな日々でした。
読んだ本は、昨年亡くなった中島梓『転移』。がん闘病日記なのですが、興味を持ったのは今年最初のわが舎の出版物が若い女性のがん闘病記(『ミラクル・ガール』)だからです。その参考にと読みはじめたのですが、プロの作家の書いた闘病記というのは、やはり一味も二味も違いますね。すっかりはまって(というのも失礼ですが)、過去に書かれた『アマゾネスのように』『ガン病棟のピーターラビット』も読んでしまいました。DVDはウディ・アレン監督『恋するバルセロナ』と邦画の『逆噴射家族』の2本でした。NHKハイビジョンの『激走モンブラン』というドキュメンタリーも面白かったなあ。
そんなわけで嵐(今年)の前の静かな日々を、何も考えずにすごしました。どう楽観的に考えても明るい展望なんぞ望めそうもない社会状況ですので、いろんな不安のほうが先に立ってしまう年になりそうです。でもヤケにならず、ネバリ強く、丁寧な仕事を心がけていく所存です。
今年もお見捨てなきよう、よろしくお願い申し上げます。
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