稲刈り
 刈り入れは品種によって時期に多少のずれがあった。
二百十日、二十日すぎから秋彼岸(旧暦)頃が盛期で家
族総出の作業であった。稲束は秋田では三手打ち一把
であった。刈取った稲をその日のうちに、40〜50把を1
本の棒ぐいにかける穂にお(刈掛け)や、穂を下に2〜3
日乾燥させる束立(そくだて)から畔に横木を組んだ稲架
(はさ)に移す乾燥法などがある。乾燥が終ると家の土間
に運ばれて、脱穀調整作業に移る。

北秋田郡比内町 稲干し S46.10
仙北郡 稲刈り時のコビルママ S30頃
秋田市牛島 イネコキ、千歯を使用 S31
横手市八口 稲上げ、杭掛け S32.10
北秋田郡比内町 田圃での脱穀作業 S58.10
仙北郡 稲刈り、おばこ S30