富山希美の上海レポート

 2000年9月24日から3泊4日で中国・上海へ社員旅行に出かけました。行き先は、「仙台空港発着で、乗り換えなし」を条件に決定されました。私にとっては初めての海外旅行だったため、あわててパスポートを申請したり、友人に荷づくりの相談をしたりと、出発前夜までてんてこ舞いでした。さらに、飛行機に乗るのも初体験だったため、無事に日本へ戻って来ることができるだろうかと、不安でいっぱいでした。実際、飛行機よりも山梨県にある富士急ハイランドのジェットコースター「FUJIYAMA」のほうが数段怖くない、というのがその時の私の感想です。  上海市の3泊4日のスケジュールは市内観光が主で、中国旅行社のガイド、魏さんが案内をしてくれました。アジア一高いテレビ塔「東方明珠塔」、広大な明代の庭園「豫園」、夜景が美しい「バンド」、「上海雑技団」「上海博物館」「上海美術館」などの定番観光地です。しかし、こういった観光地を回るのは午前中から昼食後までで、午後から夕食時間までは各自自由行動というのが、いつのまにか決まりになっていました。それぞれ、ホテルでくつろいだり、市民市場へ出かけたり、私はホテルの周りにあるデパートや、上海一の繁華街という南京路を歩いたりしました。一人で歩いていても日本人ということがわかるのか、何処へ行ってもじろじろ見られるのには困りました。一方、食事に関しては、竹家荘という市内のおかゆ屋さん、豫園エリアにある禄波廊で点心食べ放題と上海ガニ、上海で大流行しているという火鍋、上海料理、船上レストランでの海鮮料理とバラエティに富んでいるうえ、どれもおいしいものでした。上海ガニが旬の時期で、ガイドの魏さんによると、このカニがおいしいのは、与えられている餌が高価なためだということです。旅行が楽しいかどうかは、食事がおいしいかどうかにもよると思いますが、その点でこの上海旅行は合格でした。そのためなのか、それとも周りにつられてなのかわかりませんが、この4日間で普段の倍以上の量の食事をとったような気がします。


あっさり白スープと激辛スープの火鍋

機内で日本語教室を開く舎主

朝食後のお茶を飲む舎主と
上海を案内してくれた魏さん

無明舎TopPage