新しい舎内体制で


 去年の暮れ頃から、本の発送作業が多く一日がかりの仕事になってしまいました。そのための人員を別に確保する必要がありパートの方々に交代できてもらっていたのですが、どうやらそれも限界で専門の(フルタイム)雑務の人に来てもらうことにしました。名前は斎藤亮子さん。秋田市のキャンペーンガールで、ウチの取材の手伝いもしたことのある秋田大学卒、教師浪人中の女性です。性格的に明るく理系の活動的な人なので、きっとおじさん臭い事務所に新風を吹き込んでくれることと思います。ネックはいつ臨時講師の口が掛かるかわからないことと、東京の大学院で研究したいという希望を持っているので、長く努めてもらえるかどうかが未定なことです。
 もう一人、編集の方にも強烈な助っ人がやってきました。フリーランスの藤原優太郎さんです。ウチで何冊もアウトドアの本を書いている実力者ですが、ここ数年個人的なスランプで山小屋の管理人に引っ込んでいたのですが、今年の小舎の新年会で「現役復帰」宣言をしてみんなを驚かせました。藤原さんは文章はもちろん写真の技術もプロ級で、取材もできるしデスクワークもできる貴重な存在です。当分は舎内で進行中の大型企画の取材を手がけてもらうつもりです。
 このように、これまで雑然としているだけだった事務所に、ある種の秩序のようなものができつつあります。営業の岩城の仕事の形もこれまでの外回り書店中心主義から電話営業中心のデスクワークに大きく変わってしまいました。最年長の渡部七郎は全体のマネージメント(総務)管理で、富山が編集制作の手伝いに回れるようにしました。これで書籍担当の舎主と企画営業の鐙が2輪駆動で全体を引っ張っていくという体制ができたわけです。今年はがんばって45点ほどの本を作る予定です。


藤原さんと斎藤さん


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