115. 2021年1月2日 空気圧
 先日、豪雪地帯の東成瀬村にあるスキー場に行った時、スキー場の駐車場の手前でスタックしている車に出くわした。その日は大雪で気温が高く、重たい雪が降り続いていた。後続車から二人の男性が出てきて、一緒にその車を押すことになった。三人で押してはじめて、30分程で無事車は動いた。その際、一人の男性が、「タイヤの空気圧がパンパンだから」としきりにつぶやいていた。私はその意味がよくわからなかった。帰って調べてみると、新雪や柔らかい雪道は空気圧を低くしておくと、タイヤの接地面が増え、雪に埋まりにくいのだそうだ。雪深い地域では常識だそうだが、全く知らなかった。逆にアイスバーンなどの固く凍った道は空気圧を高くし、面圧をあげると滑りにくくなるそうだ。同じスタッドレスタイヤでもこれだけで随分違いが出るらしい。雪の質によって空気圧を上げたり下げたりするのは面倒だが、スタックしたときの労力を考えるとこまめにやっておいたほうがいいのかもしれない。
(M)