128. 2021年5月7日 学生街
 先日、引越しをした。ちょうど、会社と千秋北の丸の第二倉庫の中間地点、秋田大学の真裏だ。大学の真裏だけあって、周りは学生専用のアパートが多く、朝も昼も夜も学生が歩いていて、賑やかだ。秋田市内はどこに行っても人が少ないが、この新居の周りは別だ。昨夜も寝ていると、酔っ払った学生達が歌を歌いながら外を歩いていた。別にうるさいとは思わない。むしろ活気があっていいなと思う。
 私はかつて、東京の高田馬場というところに住んでいた。そこには大学が2つに、あらゆる種類の専門学校が乱立し、文字通り、日本一の「学生街」だった。東京の都心部だが、バンカラや昭和が残るちょっと変わった街で、飲みすぎた学生が道端に寝転がったり、ケンカしたり、ほんとうに騒々しい街だった。そんな街で長く暮らしたせいか、騒音には耐性がついている。今住んでいる場所はそことは比べ物にならないほど静かだが、久しぶりに「学生街」の雰囲気を味わっている。
(M)