130. 2021年6月2日
 今年も、事務所脇の自転車置き場の屋根部分にクマバチがやってきて巣作りを始めた。クマバチの巣はミツバチやスズメバチなどのいわゆる蜂の巣とは違い、枯れ木や建造物の木材部分に穴を掘り、その穴の中で子育てをする。この自転車置き場の屋根の木材部分に初めて穴を見つけたのが3年前。クマバチは人を刺したりすることはほとんどないので、放っておいたのだが、屋根の木材部分がスカスカになって劣化すると困るので、去年、穴は全部塞いでおいた。これで、今年は来ないだろうと思っていたら、その屋根の別の部分に穴を掘り始めていた。一度巣を作った場所には何度も巣を作るのがクマバチの習性らしい。朝は7時くらいから、夕方6時くらいまで、毎日せっせと穴を掘っている。その姿をみると穴を塞いでしまうのはすこし心苦しいが、また巣をつくられても困るので、穴をふさぐしかない。
 などと思ってクマバチの穴掘りを見ていたら、ブーンと羽音がして、今度はアシナガバチがやってきて屋根の内側の死角になる部分に入っていた。恐る恐る覗いてみると、こちらも巣作りをしているではないか。まだ直径5センチほどの小さな蜂の巣だが、れっきとした蜂の巣になっている。アシナガバチはスズメバチに比べると大人しいものの、人を襲うこともある。これは早急に対処しなければならない。それにしても無明舎の自転車置き場は蜂に人気がある。
(M)