140. 2021年7月30日 手書き
 年に4〜5回、ブラジルに古本を送っている。一回につきダンボール一箱で、冊数にすると50〜60冊程度。船便で送料は1万円前後。現地に到着するまでに2〜3ヶ月ほどかかる。 これが航空便だと2週間ほどで到着するが、料金は倍近くかかる。
 先日もダンボールをもって近所の郵便局に行き、船便の送り状を貼って窓口に持っていったところ、手書きの送り状では受付けられないという。なんでも、"通関電子データの送信が義務化"され、手書きの送り状だと、名宛国で通関の遅れや返送の可能性があるらしい。特にアメリカに限っては、完全に手書きの送り状は引き受けられないとのことだった。ではどうするのかというと、スマホで郵便局の海外発送用のアカウントを作り、送り主と受取人の住所、内容品、総重量を記入する。発送の内容に問題がなければスマホの画面上にQRコードが表示され、そのQRコードを専用の機械にかざすと送り状が発行されるというわけだ。これは航空便にも適用され、つまり、海外発送に限っては、手書きの送り状が完全に廃止されるということだ。ということは、そう遠くないうちに、国内での荷物の発送も同じように手書きの送り状がなくなるのだろうか。
(M)