OCRと言う技術がある。光学文字認識と言うもので、活字や手書きテキストの画像を文字に変換するソフトウェアだ。印刷屋でよく使われている。例えば、手書きの原稿をOCRで読み込み、即、PDFやWordデータに変換することができる。
　先日、手書きとワープロで作成された原稿が届いた。データがないため、全てこちらで打ち直すことになった。そんなに量は多くないが、この打ち込みの作業は思った以上に時間がかかる。OCRがあれば楽なのになあと思いながら、なにげなくスマホでOCRと検索してみると、トップにスマホ用のOCRアプリなるものがでてきた。どうやら、スマホのカメラで文章を撮りそれをテキスト化できるらしい。どれくらいの性能なのか試しにダウンロードしてみた。さっそく、例の手書きの文章を撮ってみたが、全然ダメ。やはり、手書きは厳しいか。次にワープロで打たれた文章を撮ってみたら、こちらは見事に成功。Wordへの変換もスムーズだった。
　このアプリ、さまざまなバージョン(グレード)がでていて、私がダウンロードしたものだと年間4000円。今は、殆どの原稿はデータで送られてくるので、このアプリの出番はそうそうないのも確かだ。果たしてこれが安いのか高いのか、判断が難しいところだ。