156. 2021年11月19日 行商人
 古い友人が絨毯の行商をやっている。岩手県滝沢市で販売会をやると言うので行ってきてた。彼の実家は埼玉県で絨毯専門店をやっている。数年前に跡を継いだが、店舗販売に限界を感じ行商と言う方法に変えた。扱っているのはアジアや中東の絨毯だ。大きなバンに絨毯を積み日本全国を回っている。客層の多くはインドやパキスタンの人たちだ。今や、全国各地に"インドカレー屋"がある。そこで働いているのはインド人だけでく、アジア、中東出身の人たちだ。ターゲットはそこだ。今回は展示スペースのような場所での販売会だったが、インドカレー屋や、中東料理をだすレストランでの販売会が多いと言う。そこでお客さんと情報交換する。特に日本にきたばかりの人から得る現地のリアルな情報がありがたいそうだ。英語と日本語で捲し立てたり、交渉している姿は現代版寅さんのようだ。そう言えば、高校生の時、面白い映画があると言って「男はつらいよ」を教えてくれたのは彼だった。
 良いタイミングなのでそのまま全ての茎を抜いて今季の夏野菜は終了。オクラさまさまのシーズンだった。
(M)