この時期、世界各国、いろんな街の綺麗なクリスマスイルミネーションの風景写真がSNS上に溢れている。秋田県内のイルミネーション写真もたくさん投稿されているが、他の街の写真と見比べて、決定的に違うところがある。それは"人"だ。華やかなイルミネーションの写真にはそれを楽しむたくさんの人が写っている。しかし、秋田県内で撮影された写真にはその"人"が写っていない。わざと人のいないイルミネーションだけを撮影したものではない。街に"人"がいないのだ。現在、秋田の人口減少率は日本第一位。駅前や繁華街を歩いていても信じられないくらい閑散としている。先日、他県から出張にきた友人が秋田最大の繁華街・川反をみて「ゴーストタウン」と呟いた。今後も人口は確実に減り続けていく。一体どうゆうことになっていくのだろうか。華やかなイルミネーション写真が映し出したのは、人口減少による悲惨な現実と暗澹たる未来予想図なのかもしれない。