17. 2016年3月18日  ベストセラー
 amazonで『成田三樹夫 遺稿句集 鯨の目』が、句集カテゴリーでベストセラー、1位になった。amazonのランキングは一時間ごとに更新される。それが、4日連続で一位になった。これはちょっとした快挙だ。
 初版は25年前の1991年。昨年9月に三刷が出来上がった。爆発的に売れると言わけではないが、少しずつ売れ続けている本だ。きっかけは朝日新聞に記事が出たことだ。記事を書いた方は、他の雑誌や新聞でも『鯨の目』を取り上げてくださっている。記事の内容については書かないが、今までの記事と違っていたのは、「書店や、出版社ホームページ、amazonでも購入可能」と書いていたことだ。この「amazonでも購入可能」というところに多くの人が反応したと思われる。実際、無明舎への直接の問い合わせは数件しか来ていない。やはり、今の時代、ほとんどの人が本はamazonで買っているということがわかる。ほんとに欲しい人は出版社まで直接問い合わせてくるが、そうでもない人達からすると、amazonで購入できなければ、買わない、という人が多いのだろう。そして、このamazonの商品ページのリンクが張られたtwitterが、成田三樹夫ファンや映画ファンの間で瞬時に拡散された。新聞記事からamazonへ、amazonからtwitterへ、twitterからamazonの注文へ、この一連の流れが、今回の快挙を生んだ。
(M)