2ヶ月前から県立プールに通っている。ここは秋田県で唯一屋内に50mプールがある。県内の主だった水泳競技会はここで開催されている。その大きなメインプールの横に25m四方のサブプールがある。水深は5m。ここは主に高飛び込みや水球の選手たち専用のプールで、一般の使用は禁止されている。先日このサブプールで、ライフセーバーの講習会が行われていた。溺れている人を担いで泳ぎ、地上に引き上げ人工呼吸などの応急処置をする。担いで泳ぐのにも様々な担ぎ方、泳ぎ方がある。溺れている人が子供か成人か、男性か女性かでも変わってくる。訓練中は本番さながら、救助者の意識確認のため「◯◯さん大丈夫ですか」と常に声をかけながらやっているため臨場感がすごい。いつのまにか、メインプールで泳いでいた人たちも泳ぐのをやめ、救命訓練を注視していた。もし、自分がそういう場面に遭遇したら、ああいうふうにすればいいのかと、みているだけでも勉強になった。
(M)