以前から何回か書いている、自転車の駐輪場に、春先になると大きなクマバチが巣作りの場所を探しに偵察に来るという話に進展がありました。
　ある朝早く、駐輪場付近を掃除していると、ブーンというハチの羽音が聞こえ、見てみると、いつも春先に見かけるあのクマバチでした。夏の時期に見かけたことはないので、珍しいなとおもっていると、駐輪場の天井の木の柱にとまり、そのまま側面から木の中に入っていったのです。驚いて柱の側面を見てみると、直径3cmほどの穴があいていました。クマバチは毎年巣を作る場所を偵察に来ているのではなく、ここが巣だったのです。クマバチは集団ではなく、単独生活をするらしく、今のところこの１匹だけのようです。見た目に反して攻撃性はほとんどないものの、強大なあごで木材や枯枝に長い穴を開け奥から順に仕切って数個の育房をつくっていくそうです。少しかわいそうだが、なにか被害がでてからでは遅いので、この穴は塞いでおくことにします。

この穴からクマバチが出入りしている