59. 2017年11月16日 鹿
 先日、猟友会のハンターから、ニホンジカの角をいただいた。数年前に岩手県で仕留めた鹿の角だそうで、とても立派なものだ。たまに、お土産品屋さんなどで売られているのを見かけることがあるが、あれは、自然に抜け落ちた角なのだそうだ。自然に抜け落ちた角は根元が丸みをおびていてツルンとしている。一方、ハンターが鹿を仕留めると、角はノコギリで切断するため根元は平らになるという。
 最近、ニホンジカが生息していなかった秋田県でも目撃情報があいついでおり、農作物などへの被害が心配されている。これからは秋田でも鹿の駆除要請が増えてくるだろうとハンター達も口を揃える。ニホンジカと間違えて特別天然記念物のカモシカを誤射してしまわないように気をつけることが大事だそうだ。鹿を追う際は毛を見て判断するという。カモシカの毛は二つに折ると髪の毛のようにぐにゃっと曲がるが、ニホンジカの毛は中が空洞になっているため、二つに折るとパキンと折れるそうだ。
(M)